7月は職員室から2Fにのぼる階段の踊り場から見える、田んぼの緑が、ジュータンのようで風になびいてほんとに美しい。
わらべうた講座でお伺いしたとき、篠ノ井学園・幼稚園のイメージキャラクター、タムタムちゃんのカップを小林園長先生から頂いたので、いそいそと、もちかえりカメラにおさめました。
このカップは、卒園記念に卒園児の皆さんに、大切にお渡ししているカップなのだそうです。
この幼稚園は、小林園長先生を始め、主任の山本先生、タムタム教室担当の先生・・・みなさん愛情にあふれ、素敵な先生ばかりです。タムタムの先生に思わず「先生 素敵ねっ!」って声をかけちゃったくらいです。
教室に参加している方の中に、千葉から転勤してきている親子さんがいらして、少しお話をしたら 「全国まわっていますが、長野がいいところなので、移住しようかと主人と話しているんです」とおっしゃっていました。そんな印象をもつのも、遊びにくる幼稚園が素敵だからだと思います。
昨年わらべうた講座でおじゃました時は、2回とも雨あがりで泥んこ遊びに、園児が夢中になっているのが印象的でした。
ここの幼稚園は、雨が降ると自然に泥遊びができるように水たまりができます。お砂場とちがって、泥の感触はぜひ味わって欲しいものです。おだんごは泥じゃなきゃうまくできないんですものね。泥遊びができる環境が備えられている幼稚園は、最近は少ないんです。
今年は、晴れた園庭で、先生と大縄跳びをしたり、ブランコしたりかけまわって遊んでいました。
まるで、空想上の生き物タムタムちゃんが、心にたくさんの夢を抱きながら自らを自らの力で育んでいるようでした。「生きる意欲や情熱は、遊びの中で培われる」という言葉が浮かんできてウレシクなりました。
宝箱をのぞいているような、東長野幼稚園でした。
タムタムちゃんは、でんでんむしではありませんが、似ているので、でんでんむしのわらべうたを一つ紹介します。
♪ でんでんむし でむし でなかまぶちわろー
でんでんむし でむし でなかまぶちわろー ♪
わらべうた講座では、 でんでんむしのフェルトをくるくると巻いて遊んでいますが、本来は、子どもが大勢で手をつなぎ、歩きながら渦巻きをつくる遊びです。狂言の演目「蝸牛」の一節に「でんでんむしむし ででむしでむし あめもかぜもふかんのに でなかまぶちわろう・・・」と何回もくりかえす場面があります。そこから、わらべうたとしても遊ばれるようになったのではないかと言われています。子どもは繰り返しが大好きなので、後々まで真似をして口ずさんでいますが、大人も愉快な気持ちになる歌です。
(意味 : 雨も風もないのに顔を出さないなら 殻を打ち割ってしまうぞ 出て来い虫 出て来い虫)
はらやま
2011年7月28日