みなさんの今一番好きな曲や歌はなんですか?
わたしは、トータス松本さんの“ストレイト”が好きです。
わらべうたの単調なやさしいリズムとは随分違いますが(笑)。
最近、再放送で「まっすぐな男」というドラマをやっていましたが、その主題歌です。佐藤隆太さん演じる主人公がまっすぐな生き方ってことなんですが、わたしの好きなタイプです。トータス松本さん、いい曲つくったなと思います。
誰にでも、これを聴くと元気がでるとか、やすらぐ曲ってありますよね。わたしはこれを聴くと老体にムチ打って、よし!やるぞ!ってなります。
大体の曲は数回聴くとあきてくるんですが、何回聴いてもあきません。やる気にさせてくれる歌詞であり、リズムです。自然と体が前のめりになる感じです。老婆になっても杖をつきながら前に前に進んで行く、自分の将来が浮んでくる歌です。
飽きてくる=習得したこと
一般的にはマイナスのイメージで使っている、飽きてくるという言葉ですが、本を読んでいたら『飽きてくるということは そのものを習得したということ』と書いてありました。確か、齋藤孝先生の本だったと思います。『そのものがわかった』から飽きてくるのだそうです。そう考えると、飽きるっていいことですよね。子育ての目安にも使えると思いました。飽きてくるまで、繰り返し教えてあげればいろんなことを習得できていくってことになるわけです。
子どもと遊んであげるときに大人はすぐに飽きてしまいますが『習得できたから飽きた』と当てはめて考えることができます。一方、子どもはいつまでも同じことのくり返しを喜びますが『遊びがまだ習得できていないからくり返すのだ』と考えるとスッキリするし 待ってあげることができます。気長に飽きるまで遊んであげることは労力はいりますが、発達に大変良いということになります。
マンネリ的な繰り返しの大切さは、子どもたちの豊かな発達をめざす視点から考えると、土台をつくる上でとても大切なことなんですね。先を急ぐ価値観は 近代に獲得されたといわれていますが、子育てにははっきりいって邪魔です。
わらべうたはくり返しの遊びです。くり返すことで脳の神経回路が発達していきます。
ぜひ、毎月一回行っている、長野市朝陽公民館のわらべうた教室にお出かけ下さいね。
2011年8月18日 はらやま