明治大学教授 齋藤孝先生の新刊、
「君の10年後を変える言葉」を最近持ち歩いて読んでいます。
“おすすめ本”です。
先生は、若者に向けて沢山の貴重なメッセージをおくっていて、
若者だけでなく中年の私もすっごく勉強になります。
この本、読みやすいしいいなぁ~・・・
先生のゼミ一度でいいから受けてみたいなぁ~・・・
私の学生時代の下宿は、そういえばずいぶん昔だけど・・・
京王線明大前駅近くだったなぁ~
・・・あの頃、、、
都市伝説の“口裂け女”というのが、流行っていて明大近くの甲州街道にマスクをした女が、「わたし、、、きれい~、、、」っと出るんだと言って、
キャーっなんてやって楽しんでたっけ。
あっ!スミマセン・・・話がそれました。
著書のなかで
「自分を尊いと思う気持ち、
根底的な自己肯定ができない人間も増えていて、
自殺者増加などの問題を生んでいる。」
うん、うん、そこだ~!よしっ!
そこの部分に囲み線を引く。わらべうた講座の中でいつも飽きるほどお伝えしている、自己肯定感の部分だ。
自己肯定感の基礎作りができてないと、悪くすると・・・自殺につながってしまいますよ~っという部分だ。
次に興味がある部分は、
『しかし、自分を尊いと思う気持ちがひとつあったならば、
自分に関してはそこで落ち着いて、
自己愛をそれ以上拡大する必要はない。
自己肯定感の根幹さえつかまえておけば、
それ以上は自己愛というものにこだわる必要はないのだ。
もっと外とかかわり、
相手に対して何ができるか、
社会のなかで何ができるかに思考をシフトすべきなのである。』
う~ん。そうだよねぇ・・・。
人間関係って、自分ばかりに目が向いている人の集団は、ごちゃごちゃしてしまう。
皆がもっと、誰かのためにとか、自分の欲を捨てる考えかたをすることで、人間関係って風通し良くなるんじゃないかなあ。
“忘己利他(もうこりた)”って仏教ではいうんですか?
忘己利他(もうこりた…己を忘れて他を利する)自分中心に物事を考えないで、人のためにという考え方らしいんですが、
瀬戸内寂聴さんが仰っていましたし、石原慎太郎さんからも我欲を捨てなければいけないというメッセージを何度もお聞きしました。
わたしは、気に入ったことばを以前からいつもノートに書きとめていますが、著書のなかに「座右の銘はいくつあってもいい20でも30でも」と書いてあり、1個にしぼる必要ないんだと、そこの部分はハッとしたし、うれしいなと思いました。
人生は中年を境に
老年と死に向かう
という大体のシナリオは
もう決まっている
中年以後が
もし利己的であったら
それはまことに幼く醜く
白けたものになる
老年は自分のことだけでなく
人のことを充分に考える年だ
自分の運命だけでなく
人の運命さえも
手を差し延べて・・・
と、著書『中年以後』で言ったのは
曾野綾子さんですが
将来そんなふうに生きられたら素敵ですね。
それには、大事なことがあります。
まず、自分自身の自己肯定感の根幹が確立されていなければいけません。自分一人で努力しても手に入れられない自己肯定感です。身近に協力者がいてくれなくてはダメなのものなんですよ。乳幼児期からの母親や身近な養育者の役目です。
たとえば、当ブログNo.147の南雲吉則先生の言葉に書かせて頂いたように、母親から我が子へ愛情を注ぐことができれば、自己肯定感の根幹を作ることができるわけです。
南雲先生のことばを再度ご紹介します。
『私は母親に愛されて育ちました。
母は私のことを絶対に肯定してくれ、
成績が悪かったときも
素行が悪かったときも、
最大に評価してくれました。
だからどんなときにも
この人には愛されているという自信がありました。
そのことが、ほかの人との人間関係においても、
「人から愛されている」という思い込みにつながっています。
(中略)
人間関係でストレスを感じないのは、
母からの愛情のおかげだと思っています。
(著書→「20歳若く見えるために私が実践している100の習慣」より)
~子どもは両親や祖父母やきょうだいなどとの、家族の愛情を伴う関係の中で、人間への信頼感を醸成してゆく~
老年は自分のことだけでなく
人のことを充分に考え
自分の運命だけでなく
人の運命さえも
手を差し延べていくには
2歳くらいまでの
親子の情緒体験を通した
愛着形成が
必須となります!
その愛着形成の手段として
わらべうた遊び💛
ぜひ、お試しください♪