原山
「げんこつやまのたぬきさん~ おっぱいのんで ねんねして~ だっこして おんぶして またあした ♪」
待井さん
「皆さんほんとうに可愛らしいんですが・・・原山さん今後の目標みたいなものってありますか?」
原山
「はい。バズ旅行! おじいちゃんも、おばあちゃんも、パパもママもお子さんも一緒に温泉付きのバス旅行に行きながら、プラスわらべうた講座というのが夢です。あたまの中そういうのができたらいいな~って考えているんです。力を貸してくださる方、是非声をかけていただきたいなぁ~って思います!」
待井さん
「はーい。今日は原山さんどうもありがとうございましたーー!
ぜひラジオをお聴きの皆さんもご参考にしていただけばと思いますが、私もお母さんになったときには、わらべうたを使わしてもらおうと思います!」
私
「ありがとうございましたー!」
坂ちゃん
「ありがとうございました~うーん口ずさんでしまいますが・・・こういうのーなくなるなんて考えられないんだけれどなー」
小林アナ
「懐かしいですよねー・・・でも・・・教えてかないと・・・やっぱり、だんだんなくなっちゃうしね~」
坂ちゃん
「考えてみれば当たり前なんだけどねー」
小林アナ
「こうやって教えてくださる方がいるといいですねー」
坂ちゃん
「懐かしいと思っている世代が、懐かしいって伝えないで終わっちゃうと・・・そのまんまだしなー・・・」
SBCラジオ
“坂ちゃんのずくだせえぶりでぃ”の
ラジオカーが
朝陽公民館に生取材に来てくれたのは、
今から約一年前の2013年8月27日のことでしたー!
待井玲香さんのレポートのあと、最後に坂ちゃんと小林アナがわらべうたについて、とてもいいまとめのコメントをしてくれました。
さて。。。残念だが本当に、
わらべうたは、次第に風化していってしまうのかー?
外山滋比古先生の著書“思考の整理学”のなかで、
古典は忘却の層をくぐり抜けたときに生まれるのであって、ほとんどが、忘却の濾過槽(ろかそう)をくぐっているうちに、どこかへ消えてなくなってしまう。きわめて少数のものだけが、試練に耐えて、古典として再生する。持続的な価値をもつには、この忘却のふるいはどうしても避けて通ることのできない関所である。(中略)三十年、五十年すると、はじめてその威力を発揮する。放っておいても五十年たってみれば、木は浮かび、石は沈むようになっている。
ーと書いてある。
ーわらべうたーもおそらくそういうことなんだな、と思う。
“♪げんこつやまのたぬきさん”!
いまの80歳~90歳の皆さんはほとんどの方が知っている。
時代を超え愛され、伝承されてきたわらべうただ。
いつできたのかはわからないが、少なく考えても約100年の歳月は経っている。
げんこつやまのたぬきは、外山滋比古先生の言葉を借りれば、“時の試練”に耐え、忘却の濾過槽をくぐって、現在に生き残っており、今後もずっと生き残るだろうーということになる。
他にも“時の試練”に耐えた代表的なわらべうたは、
だるまさんのにらめっこ・いないいないばあ・いもむしごろごろ・いたいのいたいのとんでけー・あーぶくたった・はじめのいっぽ・はないちもんめ・ずいずいずっころばし・いっぽんばしこちょこちょ・・・
といったところだ。
これらのわらべうたは、これから先も、風化せずに何とか自力で生き残っていくに違いない。江戸時代、あるいはもっと昔から生き残ってきたのだから。
心配なのは、その他の“うまはとしとし”とか、“ゆうびんやさんのおとしもの”とか、“いちりにりさんり”とか、“ぎっちょ”の可愛いわらべうた達だ・・・
“じんこうえいせい まわれ”は、長野市少年科学センターでわらべうたの機会をいただいた記念と、人工衛星ぎんれいが打ち上げられた応援歌として、“時のふるい”から落ちて消えそうになっていたのを、3月に拾い上げて本当に良かった!(笑)。
長い年月生き抜いてきた人々の子育ての知恵であるわらべうたが、社会全体を魔法のように包み込み、子育ての意欲をふくらませていきますように!
2014.6.16 はらやま
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