今日は、古牧あけぼの幼稚園で参観日がありました。
ご家族と一緒に“親子でわらべうた″をさせて頂きました。
最初の50分間は、年長・年中さん、次に年少さんが40分間の時間割でした。
ご家族の皆さま、梅雨時で足もとのお悪いなかをご参加いただきまして、本当にありがとうございました。
休憩時間に手を洗いに行くと、
洗面所から年少さんのお部屋が見えました。
お当番さんが前に出て、
挨拶をしているところです。
「きょういちにち、よろしくおねがいします!」
息をバンと吐き出すような、大きくはっきりとした可愛い声が聞こえます。
うわっ~
感動です!
「ハイ!こちらこそよろしく!」
そんなふうに洗面所から答えたくなります。
「今日一日よろしくお願いします!」という、
ことばは背筋がピンとすることばなので、
私は昔から大好きなんですが・・・
それを若干3歳の子どもさんが言ってるんですから、
ほんとスゴイことです!!
よく考えてみると・・・
つい3か月前に入園したばかりの年少さんですよ~。
立派ですよね!
近年の子どもは、腹の力が弱く、お腹にグッと力を入れて、息を吐き出すようなことは苦手だと言われています。
ところが、
何回かあけぼの幼稚園に伺って感じていましたが、
ここの子ども達は、
ほぼ全員が大きく声を出すことができています。
がなりたてるのではなく、天井にひびくようなはっきりした強い声です。ですから、歌もどならずにきれいに歌えます。
教育学者の齋藤孝先生は、
強く大きく声を出す大切さについて、次のように書かれています。
↓
人間のからだは、息という柱を通すことによって、はじめて姿勢も調うのです。姿勢だけを調えていても息が弱いと、水が通らないホースのように、芯の入ったよい姿勢がつくれません。からだに芯が入るとは、精神に芯が入ることです。つまり息を鍛えるとは、人間形成の上でもっとも大切なことの一つといえるのです。幼児期にまず必要なことは、強く息を出し入れすることで、そのためにまず最初に訓練するべきは、強く大きく声を出すということです。
息が弱いと強い意志をもちにくく、集中力が持続しません。息のコントロールは、意志や集中力の持続にかかわる、つまり、人格形成に重要な役割を果たすものであると私は考えます。幼児期の教育として、息の鍛錬が一番大切だと主張する所以です。
今年は、わらべうたを園児の皆さんにお教えするために、年間を通して古牧あけぼの幼稚園と長野あけぼの幼稚園に伺います。
私も園児の皆さんに負けないように、からだに息の水流を通し、強い水流の流れるホースのように、張りのあるからだで楽しいわらべうたをお届けしたいと思います。
2015年7月1日 はらやま
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