サルは変わった…
必要とされたことによって
こちらは上前淳一郎さんの〝読むクスリ〟で読んだ話。
東京都の岩井栄一さんという研究者が、オリに飼われているサルに、図形を見分ける知的作業ができるかを実験したときの話です。
結果サルにも、図形を見分ける作業ができることがわかり、合わせて知的作業そのものを面白がり、楽しむこともわかったんです。サルにも学習意欲があるということなんですね。
ところが、サルがノイローゼになってしまいました。
「こいつ、いつもおびえてるみたいなんだ。どうしたんだろう」係員も原因がわかりません。
しかし…しばらくすると、原因がわかったのです。
実験そのものでノイローゼになったのではなく、向かいのサルの嫉妬によってノイローゼになってしまったのです。
実験に使われず、三年ほどオリに飼いっ放しのサルが、毎日のように実験に連れ出される向かい側の同僚に、やきもちを焼いたのです。お向かいさんがオリにいる間じゅうじっとにらみつける。サルの怒りの感情は顔に出るのでよくわかる…
にらまれるほうは
あまりの視線のすさまじさに
とうとうノイローゼになって
しまったんです
ですが…
にらんでいたサルが
たまたま
実験に連れ出されるようになって
がらりと事態は
好転したそうです(良かった~~)
久しぶりに実験室へ出たそのサルは、学習意欲きわめて旺盛ないいやつになりました!という話。 人間社会で起こっているような話が、サルの世界にもあるんですね。
でも…
人をノイローゼにさせるほどの
嫉妬深いサルが
すっかりいいサルに
変われるのでしょうか!?
みなさんはどう思われますか?
さる年にちなみ
おサルさんの話でお時間いただきました
(この話、以前ブログに書きましたが再び登場です。忘れられない話です)
2歳までに育てなければいけない
一番大切なものは
親子の信頼関係であり
それはスキンシップや語りかけ
あやしかけ
笑いかけなどによって
育ちます
わらべうたは
その育ちに良いふれ合いが
そっくり、そのまま形になった
遊びです
“わらべうたで遊ぼう”に
ぜひ
お出かけくださいね
育児の本質は結局、母親と子どもの人間関係をどのようにしてうまくつくりあげていくか、ということに尽きるのだそうです。
2016年元旦 はらやま