今日は、長野市鬼無里保育園さんからの依頼で、「わらべうたを楽しむ会」に伺いました。
世代間交流事業として、地域のお年寄りと触れ合う会でしたが、都合により園児さんや先生との一時間になりました。
この交流事業に伺って、はや6年目です。
あっという間の一時間でしたね~♪
内容を大幅に変更し、園児さん向けのプログラムをしました。
子どもの心身のリズムと合致したわらべうたのリズムは、
初めて出合ったわらべうたであっても、すぐに、子どもの中に入っていく浸透度の高い遊びです。
この遊び歌は、子どもにとって異質なものではなく、子どもの心身に速攻的に馴染む遊びです。
保育士の先生方から見ると、わあ~子どもの中に入って行ってるなぁ~と、すぐに気付いて頂けることでしょう。
大人になっても機嫌のいいときは、節をつけて「○~○さん♪」と呼ぶことがありますし、可愛い猫や犬を呼ぶときも、節を付けて呼んだりしますが、その抑揚やリズム、音階は民族の音楽であり❝わらべうた❞です。私達のうちなるアイデンティティの感覚を強めてくれるものなのです。
「そろそろ、時間になりました。あと一つやったら…」
と言いかけたとき「さっきのトントントンやりたい~」と、リクエスト!がありました。わぁ~子ども本位!!やらされているのではなく、心から楽しく遊んでくれたのだ!という感じがして、とてもうれしかったです!
こんなことばが浮かんできます。
「大人の気づかない世界で、このわらべうたという無数の生き物は、どんなに無視されても、圧迫されても、僅かな隙間から子どもの心の中に飛び込み、新しい生命をかちとって広まっていく(柳田国男)」。
2016年10月19日 はらやま