妖怪とは、つまり、
あやしきうえにも、さらに
あやしきもののことであるぞ
という言葉で始まる
この本は
富安陽子 著
「大天狗先生の㊙妖怪学入門」
という児童図書です
≪本文より≫
- 昔むかし夜の闇が今よりもっと深く、木立の影が今よりもっと濃かったころ、闇と影の中から生まれたものがいる。それが妖怪だ。
- では、その古い書物に記された妖怪の中から、大物を一ぴき紹介しよう。出雲の国にヤマタノオロチという大蛇が住んでいた。この大蛇は、八つの頭と八つの尾を持ち、体はコケと杉の木におおわれ、目はホオズキの実のように赤かった。
名文ですね~
思わず引き込まれてしまいます
怖いもの見たさ、というのは
中高年になっても
なかなか、抜けないものです
- 『妖怪授業二日目』妖怪が元気に活動できる条件は、なんだ?と天狗学校の「大天狗先生」は、集まった三びきの小天狗たちに質問した。→答えは、「妖怪が元気いっぱい活躍するために必要なものは、闇と静けさと、そして〝恐怖〟だ」と先生は答えた。
おオー
マジですか!…
夏休み~
怖い話を聞きたがる
小学校2~3年生に
ピッタリの本かもしれません
ユーミンの『バケツに月を映して指でまぜながら呪文唱える、妖しく立ち昇った光は楡の木をゆらし、激しく吹きすさんだ夜風はあのドアを叩く』を思い出しました。ときには、黒魔術の世界もいいかもしれませんね。