松本大学でわらべうた講習会をさせていただいたとき、
「なべなべそこぬけは定番ですが」と、前置きしやってみると
なべなべそっこぬけ~
そっこがぬけたら
かえりましょ~
と、皆さんの声が揃っています
あ!
私の歌い方と違う!
ハッとしました
私はなべなべそーこぬけ
そーこがぬけたら
かえりましょ
瞬時に頭を整理します
「そうですよねぇーそっこぬけですよねー」
私はわらべうたをスタートしたときに
本などにのっている
〝そーこぬけ〟を
無意識に覚え直して
いたのです
地域に残る
子どもの頃からやっていたわらべうたは
〝そっこぬけ〟だったことに
その日初めて気付きました
地域でやっていた
そのコミュニティのわらべうたが
日本の文化を残していくわけで
人間の記憶なんて
実に曖昧です
気付いてからは
速やかに
「そっこぬけ~」と歌い直しました
ここは松本
私は松本にほど近い
諏訪市の生まれです
〝そっこぬけ〟
と諏訪でも歌っていた
わけで
なべの底を〝そっこ〟と
いっていたわけですから
そのことが
小泉文夫 著
『子どもの遊びとうた
わらべうたは生きている』
を見てみると
ちゃんと書かれています
大人の気づかない世界で
原曲の歌詞が
次第に、意味がもっとわかりやすく
歌いやすい旋律に替わり
その地域のアクセントや
リズム感が影響して
今日まで
わらべうたは伝承されて
きたのです
普段から意識している
つもりでしたが
しまったーと思った
出来事でした
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