こんばんは
はらやまです
一般的にはマイナスのイメージで使っている、飽きてくるという言葉ですが、本を読んでいたら『飽きてくるということは そのものを習得したということ』と書いてありました。確か、齋藤孝先生の本だったと思います。『そのものがわかった』から飽きてくるのだそうです。そう考えると、飽きるっていいことですよね。子育ての目安にも使えると思いました。飽きてくるまで、繰り返し教えてあげればいろんなことを習得できていくってことになるわけです。
子どもと遊んであげるときに大人はすぐに飽きてしまいますが『習得できたから飽きた』と当てはめて考えることができます。一方、子どもはいつまでも同じことのくり返しを喜びますが『遊びがまだ習得できていないからくり返すのだ』と考えるとスッキリするし 待ってあげることができます。気長に飽きるまで遊んであげることは労力はいりますが、発達に大変良いということになります。
マンネリ的な繰り返しの大切さは、子どもたちの豊かな発達をめざす視点から考えると、土台をつくる上でとても大切なことなんですね。先を急ぐ価値観は 近代に獲得されたといわれていますが、子育てにははっきりいって邪魔です。
わらべうたはくり返しの遊びです。くり返すことで脳の神経回路が発達していきます。
ぜひ、毎月一回行っている、長野市朝陽公民館のわらべうた教室にお出かけ下さいね。
2019/12/11 はらやま