こんばんは
はらやまです
いきなりですが、
温泉街の射的やさんで
ワクワクしたことはありませんか?
昔懐かしい
いわゆる鉄砲で
景品を打ち当てるゲームです
江ノ島や宮島、箱根には
まだあるかもしれません
新年から始まった大河ドラマ
『麒麟がくる』
で、国産の鉄砲を手に入れた
ことをやっていました
ふと、
〝鉄砲かついで ちょっときておくれ〟
という「はないちもんめ」の
歌詞を思いだしました
わたしは
わらべうたの伝承を
していまして
今日はわらべうたの話題で
お願いします
え!
〝鉄砲かついで ちょっときておくれ〟
なんて歌詞
あったっけ?
とおっしゃるかたも多いと思います
保育園や幼稚園の皆さんにも
「そんなの知らない」と
いわれちゃいますね
実は
あったんですよ!
わたしは子どもの頃、実際
歌っていましたから
はないちもんめ
【歌詞】
(2チームに分かれて ジャンケンをする)
かってうれしい はないちもんめ
まけてくやしい はないちもんめ
となりのおばさん ちょっときておくれ
鬼がこわくていかれませんよ
鉄砲かついでちょっときておくれ
鉄砲たまなしいかれませんよ
お釜かぶってちょっときておくれ
お釜底抜けいかれませんよ
お布団かぶってちょっときておくれ
お布団びりびりいかれませんよ
あの子がほしい
あの子じゃわからん
この子がほしい
この子じゃわからん
そうだんしましょ
そうしましょ
○○ちゃんがほしい
○○ちゃんがほしい
(その日のメンバーによって、ジャンケンしたり、線を引いて引っ張りっこをしたりして勝負します)
鉄砲ということで
- 戦争をイメージしてしまう
- 子どもに鉄砲は不釣り合い
- 生活とかけ離れている
それで、唄から
抜け落ちてしまったのでしょうか?
オリンピックに
スポーツとしての射撃が
あるように
わらべうたに
遊びとしての〝鉄砲〟が
あってもいいと思いますが
わらべうたは
子どもの唄であり
子ども達がアメーバーのように
歌詞を変化させ
口伝させてきました
しかし、
あるとき何かの理由で
子どもだけではなく
大人が口出ししてしまって
それで
〝鉄砲かついで ちょっときておくれ〟
が抜けたのではないか?
合っているのか、間違っているのか
わからない推理は続きます
もしかしたら
せっかちな子ども達が
勝負を急ぐあまり
鉄砲とお釜と布団の三つを
唄うことを省略した…
そんなふうにも考えられます
2020/02/10 はらやま