こんばんは
コロナウイルスで心配な毎日
いかがお過ごしですか
はらやまです
以前、手拭きペーパーを
互い違いに差し込むことを
高齢者にお願いしましたところ
「うん、いいよ。ぎったんばっこんね。」
と、快く引き受けて下さいました
おおっ!ぎったんばっこん
懐かしい響きです~
この〝ぎったんばっこん〟の
語源は公園のシーソーです
今、日常生活で
ほとんど聞かれなくなった
死語なのかもしれません
公園でも見かけなくなりました
公園から、消えた遊具を
ネットで調べてみると
回転ジャングルジムや
箱型ブランコ、シーソーです
シーソーは
国土交通省が
2013年に行った調査によると
約1400台減少し
1万2505台になったとのこと
子ども達は
生まれてから
先ず、遊びによって学習します
公園に〝ぎったんばっこん〟が
無くなったことは
子どもの育ちを考えるうえで
かなりの損失…
ですね
かつて昭和の時代には
〝順番にやること〟
いわゆる〝交互のイメージ〟は
シーソーで
覚えてきたように思います
子どもが3人集まれば
1人余るので
その子はシーソーの中央に
足を開いて乗っかって
左右に動かす
役目もしました
左右に揺らす感覚が
経験できます
誰かが急に降りて
ガターンと
危険な状態もよくありました
それを回避するために
相手の表情を先読みして
「きゅうにおりちゃダメ」と
ことばでストップすることも
経験します
バランス感覚などの
身体の感覚と一緒に
社会人になってからの
グループや集団を動かす
操作する力さえも
中央に立っている子は
知らずに体験していた
そんな気がします
理屈の前に
まず体を動かす経験を!
空から
子育ての神様の声が
聞こえてます
(ミスチルの人気曲〝シーソーゲーム〟の意味だって、シーソーで遊んだことがない人はイメージが湧きにくいんじゃないかな?)
子どもの事故が相次いだ
ことにより
公園から、いろいろな遊具が
消えたのですが
シーソーはちょっと残念
だと思いました
2020.4.26