こんばんは
はらやまです
赤ちゃんの夜泣きで
心が折れそうになっている
若いお母さんの気持ちが
わかります
生後 半年くらいから
一歳までにみられる
理由の分らない
強い泣き方です
「お母さんも
夜泣きに困った?」
と娘に聞かれて
「うん、困ったよ」と
答えました
すると、横から
主人の母が
「夜泣きされてね、
困って赤地蔵さんまで
行ったことある おぶってサ」
と自分の経験を話して
くれました
赤地蔵さんは
家から700㍍くらい離れています
みんなが通る 子育てだけど
そうかといって
簡単に片付けられません
〝虐待死の6割は0歳児〟
という
厚労省の調査を
きいたことがあります
核家族化し
若い親だけの子育てで
悲鳴をあげている人が
たくさんいるのではないでしょうか
いや、います!
一晩中
夜泣きで眠れなかった
という人もいます
わたしも子育て中は
いつも眠かったことを
思い出しました
「あー腐るほど寝てみたい!」
それがささやかな夢でもありました
夜、寝てないから
どうしても昼間は
ぼーっとしてしまいます
(昼あんどん)
部屋は散らかるし
うっかりしていると
夕飯を作る時間になって
しまいます
夕方になると
なぜか、赤ちゃんは愚図ります
調べると
世界中の赤ちゃんが
愚図るんですって
〝夕方コックリ〟とか
あの当時ですから
(昭和の終わり)
書いてあったような気がします
一日、何やってたんだ~
みたいな状態で
それまでの自分らしさを
いつしか失っていました
足でベビーラックを揺らしたり
漕いだりしながら
キッチンでご飯を作ったのを
思い出しました
実家の母が
産婦人科の助産師で
〝母乳育児〟の研究を
していました
〝抱きしめる子育て〟
を推奨していましたし
〝母乳も早く切り上げるのではなく
長くやってもいい〟と
専門家の新しい意見を伝えました
ところが
世間一般にはまだ
スポック博士の育児書
の影響が残っていたので
嫁ぎ先の考えは古いものでした
高度経済成長期に
労働人口を獲得するため
子どもは寝かして
大人は労働する
例えば
母乳がでるのにミルク
に切り替え
一人飲みさせることも
行われた時代でした
〝抱いてばかりいると ろくな子どもにならない〟
〝少し泣かせておけばいい〟
といわれました
年寄りが
子どもを取り上げ
〝母親への甘え〟を
切り離すこともありました
〝それは間違っているんだよ〟
と今ならはっきりいえますが
当時はいえなくて
ストレスが重なり
疲弊しました
〝子どもは母親が
大好きに決まっているじゃん〟
という本心が
いえなかったのです
子どもは母親が大好きにきまってるじゃん
愛着とは親子の強い結びつき
です
「ママ大好き」という
気持ちですが
この愛着形成がしっかり
できていないと
安全と探索がうまくいかず
こころと身体の発達に
遅れや問題が生じたり
病気などに対する免疫力も
低下することが
近年 明らかになってきました
子どもの心と身体の発達にとって
安全地帯が必要であり
子どもはその安全地帯を
足がかりに発達してゆき
その安全地帯は、愛着という
親子の強い結びつきを
いうのだそうです
アタッチメントともいいますが
その安全地帯の役目を果たすのは
主に「母親」とされることが
多いですが
「父親」「祖父母」など
他の養育者が変わる場合もあります
愛着は人間の赤ちゃんが
生き延びるために
必要不可欠なもので
子どもは生まれてから5歳
くらいまでに
親や養育者とのあいだに愛着を
形成し これによって得られた
安心感や信頼感を足がかりに
周囲の世界へと
感心を広げ
成長過程をたどっていく
のだそうです
私は〝わらべうた〟を
伝承していますが
わらべうたは
その親子の絆である
愛着を結ぶのに
大変役立つ遊びです
多くの方に
遊んでほしい
日本の子育て文化です
1月、2月は
オミクロンで中止に
なりましたが
また、コロナ禍が
収ったら
是非、公民館におでかけ
ください
わらべうたで
子育てしてみませんか♥
2022/02/13