こんばんは
はらやまです
今日は天気が良かったですね
でも
風が冷たかった
冷たい春の風で
思い出すことがあります
小学生の頃
父がその日は行けないので
田んぼの苗床の寒冷紗を見てきてくれと
手伝いをいいつけられました
やったことがなかったけれど
しぶしぶいくと
驚くほど 冷たい風が
吹いていました
ピューピューと音を
たてて身を切るようです
水の中に手を入れて
網を下げる作業は
想像以上に辛いものでした
手が冷えたところに
冷たい風が吹いて
(凍傷になるって
こういうことだと思います)
春の北風は恐ろしいものです
なんとか作業を終わらせたときは
うーっと半泣きで
手の感覚がありません
そのときです
道の向こうから
杖をつきながら腰をかがめた祖母が
心配でやってきました
明治生まれの祖母は
おーおー可哀想に・・・
といいながら
着物の懐に私の手を入れ
泣いてくれたのです
必死に孫の手を温める祖母を
感動的に今でも思い出します
*
今まで辛い体験や失敗談は
山ほどしてきましたが
じつは、それが
人生の荒波を乗り越える
ことに繋がっていたことが
榎本博明 著
『伸びる子どもは○○がすごい』
のなかに書いてありました
小さな失敗や苦しい状況を
くり返し経験することで
失敗や苦境に対する免疫力が
高まり
多少のことでは傷つかない
たとえ傷ついてもへこたれずに
頑張ることのできる
タフな心がつくられていく
のだそうです
〝心の負荷〟を考えると
その北風には意味があった
わけです
とくに現代は
傷つきやすい人が増えている
そうです
「傷つけない」子育て
ではなく
「傷つきにくい心に鍛える」
子育てが求められており
幼児から学童期は
人生の荒波を乗り越える
レジリエンスをつくる教育が
大事なのだそうです
もちろん、乳幼児期は
まず、愛されている
守られているという
親子の愛着をしっかり形成した
うえでのお話しだと著著にも
書いてあります
2022/03/18