N0.1083 北風の思い出 苦しい状況でもへこたれないたくましさを身につけることって?

 

 

 

こんばんは

はらやまです

 

 

今日は天気が良かったですね

でも、風は冷たかったです

 

 

冷たい春の風で

いつも

思い出すことがあります

 

 

小学生の頃、父から初めて

田んぼの苗床の寒冷紗を見てきてくれと

手伝いをいいつけられました

 

 

やったことがなかったけれど

しぶしぶいくと

驚くほど 冷たい風が

吹いていました

 

 

ピューピュー音を

たてて身を切るようです

 

 

水の中に手を入れて

網を下げる作業は

想像以上に辛いものでした

 

 

水で冷えたところに

冷たい風が吹いて

(凍傷になるって

こういうことだと思います)

 

 

 

なんとか作業を終わらせたときには

手の感覚がありません

春の北風って恐ろしい

  うーっと半泣きでいると

 

 

そこへ、道の向こうから

杖をついて 足を引きずりながら

腰をかがめた祖母が

 やってきました

私が心配で見に来たのです

 

 

明治生まれの祖母は

「おーおー可哀想に・・・」

といいながら

着物の懐に私の手を入れ

泣いていました

 

 

必死に孫の手を温める祖母の愛を

感動的に今でも思い出します

あとでわかったんですが

あれが〝慈愛〟ってことなんだと

 

 

 

 

今まで辛い体験や失敗は

山ほどしてきましたが

 

 

じつは、それが

人生の荒波を乗り越える

ことに繋がっていたことが

 

 

榎本博明 著 

『伸びる子どもは○○がすごい』

を読んでわかりました

 

 

小さな失敗や苦しい状況を

くり返し経験することで

失敗や苦境に対する免疫力が

高まり

多少のことでは傷つかない

たとえ傷ついてもへこたれずに

頑張ることのできる

タフな心がつくられていく

 

 

〝心の負荷〟を考えると

その北風には意味があった

わけです

 

 

とくに現代は

傷つきやすい人が増えている

そうです

 

 

「傷つけない」子育て

ではなく

「傷つきにくい心に鍛える」

子育てが求められており

 

 

幼児から学童期は

人生の荒波を乗り越える

レジリエンスをつくる教育が

大事なのだそうです

 

 

もちろん、乳幼児期は

まず、愛されている

守られているという

親子の愛着をしっかり形成した

うえでのお話しだと著著にも

書いてありました

 

 

あのときの祖母の愛が

幼少期の家族の愛が

人生折り返し地点をすぎても

効力を発揮し

私の力になっているのが驚きです

 

 

 

 2022/03/18

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種から育てたビオラも雪に耐えている ビオラって凍傷にならないね 乗り越えているんだ~