こんばんは
はらやまです
今日は、5:00~5:30
上高田保育園で預かり保育の
年長さん8人を対象に
わらべうたの集団遊びを
行いました
少子化や核家族化に伴って
帰宅後
子ども達が同年代の子と
交流できる機会が少なくなって
きています
集団遊びを目的とし
合計8回を計画しています
たくさんの遊びを
体験してほしいと思います
【ねらい】
- ルールをもった集団遊びである伝統的なわらべうたで、学校以前にやっておかなければいけない社会性を育む
- わらべうたを皆で声を一つにして唄い、リズムを刻み、表現しながら、日本の原初的な音楽やことばの楽しさを味わう
- 群れ遊びの絶対量が減ってきている子ども達に、遊びを提供し楽しんでもらう
【様子】
集団遊びを5種類、15分くらい遊ぶと一人の子が「疲れた」といった。「疲れた?」と声を掛けると「うん」という。 それを聞いてもう一人「疲れた~」という子がでてきた。そこで「疲れたよね」と声を掛け「じゃあごろごろしよう」と床に転がり「いもむしごろごろ」をした。子ども達は嬉しそうに笑いだし、次に何をするんだろう?と期待をもった表情をした。鬼ごっこをして、最後に「あーぶくたった」をした。
【感想】
「どうでしたか?」と感想を聞くと「楽しかった」「まだやりたい」。「また来るから楽しみにしててください」というと「うん」といって、「自分達でもやってみる」と一人の子がいった。
*
運動神経だけでなく
指示がすぐに入り
リズム感があるのには驚きました
見ること、聞くこと
真似をすることができ
昭和の子どものように生き生きしていました
慣れてきたら
大人が介在しないで
子どもだけで遊ぶところまで
いけたらいいな、と
思います
次回が楽しみです
2022.11.14
命・魂が生き生きと躍動し活性化すると、子どもの体・心・頭の全体を総合的・統一的に育てることができる
わらべうたの伝承活動が
終わった後、毎回
子ども達に遊びの本質
歓び・面白さ・楽しさが
うまく伝えられただろうか?を
振り返ります
そして、魂の活性化が
あったかどうか・・・
増山均 先生は
著書『学童保育と子どもの放課後』の
なかで
【本文より】
- 大人の遊びと子どもにとっての遊びの役割を同じに見たのでは、子どもにとっての遊びの本質と意味を見失う。
- 大人は遊んでいても背は伸びないが、子どもは仲間とともに遊ぶことによって、体を成長させ心を発達させる。
- 子どもは、遊びを生活の目的とし、それ自身に生きる楽しみを見出している。
- 遊びの本質は、面白いこと・楽しいこと、すなわち生理的な快楽の情動・精神的な躍動(魂の活性化)が、子どもを子どもらしく存在させ、人間として生きる力を蓄えることにある。
著者は、遊びの本質は『魂の活性化』
であると書いています
遊びは、命・魂が
生き生きと躍動し活性化すること
知識・技術を教え・学ぶ
教育とは違って
ウキウキ・ワクワク・ハラハラ
ドキドキする魂の活性化・躍動
である
【本文より】
- 日本の親や教師は、いや日本社会全体の意識・常識は、子どもが育つ上で最も重要なのはエデユケーション(教育)であると考えている。大人たちが「教え」、子ども達が「学ぶ」という関係のなかで、「育つ(発達する)」というしくみが起こると信じている。エデユケーションによって育つのは、ほんの一部分であって、それさえも実は、心が自由闊達に動くアニマシオンの営みを抜きにしては、子どもたちを育てる力にはなり得ない。アニマシオンこそが、子どもの体・心・頭の全体を総合的・統一的に育てていく基本的な営みなのである。
※アニマシオンとは、「命・魂=アニマ」が、生き生きと躍動し活性化すること
わらべうたの特徴は
『子どもを全人的に育てる遊び』と
よく形容されます
本文には
〝命・魂が生き生きと躍動し
活性化すると
子どもの体・心・頭の全体を
総合的・統一的に
育てることができる〟とあります
わらべうたで
遊んでいる子ども達を見るとき
命・魂が生き生きと躍動し
活性化しているな!と
感じるときがしょっちゅうです
なるほど~
と思った文章でした
2022/11/21