こんばんは
はらやまです
今日は、長野と古牧を移動して
新年初の
〝わらべうたの時間〟
を行いました
あけぼの幼稚園の
年間カリキュラムに
わらべうたを入れて頂いて
今年で9年目になります
新年が明けても新型コロナの
感染拡大は収まらず
感染者は増える一方で
イヤになっちゃいますが
初心に返って
また、今年も
〝わらべうたの伝承活動〟を
頑張りたいと思います
2010年からわらべうた活動を
始めたので
活動自体は
今年で13年目に入ります
今日も
あけぼの幼稚園の子どもさん達は
元気いっぱい、夢一杯でしたよ~
「楽しかったですか?」と
感想を聞くと
「楽しかった~」と皆がいってから
一人の男の子が
「こんど何曜日?」と
いってくれたのには
驚いたし
とても嬉しかった
年中さんは〝通りゃんせ〟で
つかまるスリルを
楽しんでいました
年長さんは
〝はないちもんめ〟で
勝ったり負けたりするところを
楽しんでいました
戦略も考えていましたね
〝はないちもんめ〟で負けが続き
仲間が減ってしまうので
次は
じゃんけんの弱そうな子を
指名しようとやっていました
わらべうたは
時代を超えて生きているな!
と嬉しくなった瞬間です
江戸わらべうたといわれている
〝通りゃんせ〟を
夢中で遊んでいましたからね~
今は令和5年ですもん
〝いろはにこんぺいとう〟は
年中・年長組とも
3回繰り返すと
すぐに覚え
口に出してそらんじることが
できました
(ラストの〝おやじの禿げ頭〟は
〝お空のお星さま〟
という言葉に変化しています)
この記憶力は
ほんとに驚異的です
暗誦ーそらんじることの大切さを
明治大学教授の齋藤孝先生は
子どもの体に宝石を埋め込む
ようなものと仰っています
歴史の中で吟味され
生き抜いてきた名文を
声に出して読み上げてみると
そのリズムやテンポのよさが
身体に染み込んで活力を
与えてくれる
わらべうたの
〝いろはにこんぺいとう〟は
まさにその名文です
心の力に繋がってくる
日本語なのです
*
ちょうど
子どものコミュニケーション危機についての
新聞記事が
2023年1月16日(月)
信濃毎日新聞に載っていました
わらべうたの教育力と
繋がる内容です
京都大学大学院教授で
著書「ヒトの発達の謎を解く」
「マスク社会が危ない」など
出版されている
明和政子先生によると
新型コロナウイルス禍、リアル空間でいかに身体経験を伴うコミュニケーションを経験していけるかを見直す時期が来ている(信濃毎日新聞2023.1.16)
【新聞記事から抜粋】
- 子どもの脳には発達の「感受性期」があるので、マスク社会の長期化や非接触の日常は子どもの脳の発達にリスクを生じさせる可能性がある(例えば視覚野と聴覚野の感受性期は生後数ヶ月から7~8歳くらいまで)。
- 視覚野と聴覚野の感受性期は、相手の表情や言葉を豊かに経験しながら、社会性が育まれる時期。相手の笑顔を見てまねをしたりしながら、心地よさや相手の心を理解していく。
- 言葉の獲得についても生後6ヶ月くらいから、相手の口元をよく見て口の動きと発せられる音を見聞きし、まねることで言葉を獲得していく。しかし、マスクをしている日常では、こうした学びの機会が奪われてしまう。
- 他者との身体接触も「愛着形成」にとても重要。友人同士の身体接触で、心地よさをもたらす「オキシトシン」が高まる。一緒に笑い合う、声を出し合うことで絆が深まる。社会性を育む経験は、教室で前を向いて授業を受けているだけでは得られない。
- ヒトが生涯持つことになる脳と心の原型は子ども期の経験に大きく左右され、海外ではコロナ禍における言語の獲得の遅れや不安傾向が指摘されている。
子どもの脳の発達の
「感受性期」に
「わらべうたの集団遊び」は
とても良い仕事をしてくれます
社会性やことばの発達を助け
「脳と心の原型を作る 子ども期の経験」を
豊かなものにしてくれる
遊びです
♪ いろはに こんぺいとう
こんぺいとうは あまい
あまいは さとう
さとうは しろい
しろいは うさぎ
うさぎは はねる
はねるは かえる
かえるは あおい
あおいは やなぎ
やなぎは ゆれる
ゆれるは ゆうれい
ゆうれいは きえる
きえるは でんき
でんきは ひかる
ひかるは おそらのおほしさま☆
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
2023/01/16