こんばんは
はらやまです
いきなりですが
付箋を貼って
くり返し読んでいる本があります
田上不二夫 編著
「対人関係ゲームによる仲間づくり」
学級担任にできるカウンセリング
という本です
私は、〝わらべうた〟を伝承して
おりますが
いちいち納得できます
今、まさに
これをやっていくべきなのでは!
と熱くなってしまう本です
著書の題名となっている
「対人関係ゲーム」は
〝わらべうた〟という言葉に
置き換えることができます
子ども達に
〝わらべうた〟を伝承しているときに
感じていることと同じことが
理論立てて書かれていて
大興奮です
「自分の考えていたわらべうたの力は
やっぱり、これで良かったんだ」と
確信をもらいました
*
わらべうたには
生まれたての赤ちゃんから、10歳くらいまでできる
さまざまな遊びがあって
(お腹の中にいるときの
語りかけは今回省きます)
大別すると
乳幼児向けのわらべうたと
園児~学童期のわらべうたに
分けることができます
私は、子育て中の親子の皆さんの他
幼稚園、保育園の園児の皆さん対象にも
わらべうたを伝承しています
集団生活に入ってからの
園児~学童期の〝わらべうた〟を
考えるとき
最近の子ども達の人間関係の
うまくいっていない点の解決の
糸口になると思わずにはいられません
著書によると小学生の現状は
- 学級に居場所を作れなくて、不登校になることが実際に起こっている
- 学級が2、3人の小グループから編成されており、グループ内の人間関係を維持しようと転校生などの新しいメンバーを排除する傾向がある
本を読んで考えたこと
- 「わらべうた」を遊ぶことで、学級2、3人の小グループが5、6人あるいは7、8人のグループになるという多様な人間関係が期待できる
- 人と人をつなげ〝群れ〟として機能する「わらべうた」は、対人関係プログラムとして活用できる
- 遊びの中でさまざまな子どもと触れ合う体験は、よい人間関係を築く集団活動となり、豊かな学級生活を実現するための一助になる
著書には
学級集団の人間関係づくりの技法が
「対人関係ゲーム・プログラム」として
たくさん紹介されています
(この対人関係ゲームには、わらべうたなどの伝承遊びが含まれます)
この本は、学校で起きている
不登校、いじめ、学級崩壊などの
問題の解決をめざしています
実際にも、対人関係ゲームで
体験した他者とのふれあいが
きっかけとなって
日常の学級生活場面で行動が
変化することが確かめられている
そうです
わらべうたを
是非、学級運営に取り入れて
欲しいと思いました
心のやわらかい幼稚園、保育園
時代から、わらべうたを遊んでいれば
学級運営の成果は格段に違う
とも思いました
2023/09/23
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