NO.1252 コミュニケーション能力を育む「対人関係ゲーム」としてのわらべうた

 

 

こんばんは

はらやまです

 

 

いきなりですが

付箋を貼って

くり返し読んでいる本があります

 

 

田上不二夫 編著

「対人関係ゲームによる仲間づくり」

学級担任にできるカウンセリング

 

 

という本です

 

 

私は、〝わらべうた〟を伝承して

おりますが

いちいち納得できます

 

 

今、まさに

これをやっていくべきなのでは!

と熱くなってしまう本です

 

 

著書の題名となっている

「対人関係ゲーム」は

〝わらべうた〟という言葉に

置き換えることができます

 

  

子ども達に

〝わらべうた〟を伝承しているときに

感じていることと同じことが

理論立てて書かれていて

大興奮です

 

 

「自分の考えていたわらべうたの力は

やっぱり、これで良かったんだ」と

確信をもらいました

 

 

 

 

わらべうたには

生まれたての赤ちゃんから、10歳くらいまでできる

さまざまな遊びがあって

(お腹の中にいるときの

語りかけは今回省きます)

 

 

大別すると

乳幼児向けのわらべうたと

園児~学童期のわらべうたに

分けることができます

 

 

私は、子育て中の親子の皆さんの他

幼稚園、保育園の園児の皆さん対象にも

わらべうたを伝承しています

 

 

集団生活に入ってからの

園児~学童期の〝わらべうた〟を

考えるとき

 

 

最近の子ども達の人間関係の

うまくいっていない点の解決の

糸口になると思わずにはいられません

 

 

著書によると小学生の現状は

  • 学級に居場所を作れなくて、不登校になることが実際に起こっている
  • 学級が2、3人の小グループから編成されており、グループ内の人間関係を維持しようと転校生などの新しいメンバーを排除する傾向がある

 

本を読んで考えたこと

  • 「わらべうた」を遊ぶことで、学級2、3人の小グループが5、6人あるいは7、8人のグループになるという多様な人間関係が期待できる
  • 人と人をつなげ〝群れ〟として機能する「わらべうた」は、対人関係プログラムとして活用できる
  • 遊びの中でさまざまな子どもと触れ合う体験は、よい人間関係を築く集団活動となり、豊かな学級生活を実現するための一助になる

 

著書には

学級集団の人間関係づくりの技法が

「対人関係ゲーム・プログラム」として

たくさん紹介されています

(この対人関係ゲームには、わらべうたなどの伝承遊びが含まれます)

 

 

この本は、学校で起きている

不登校、いじめ、学級崩壊などの

問題の解決をめざしています

 

 

実際にも、対人関係ゲームで

体験した他者とのふれあいが

きっかけとなって

日常の学級生活場面で行動が

変化することが確かめられている

そうです

 

 

わらべうたを

是非、学級運営に取り入れて

欲しいと思いました

 

 

心のやわらかい幼稚園、保育園

時代から、わらべうたを遊んでいれば

学級運営の成果は格段に違う

とも思いました

 

 

2023/09/23

 

 

 【過去ブログ】

 

わらべうたの教育力とは