NO.1300 わらべうた〝上高田保育園〟年長組 5月

 

 

こんばんは

はらやまです

 

 

今日は、上高田保育園で

〝わらべうた遊び〟を

行いました

 

 

月2回、年長組さんの

預かり保育で約30分間

実施しています

 

 

今年度に入って4回目の今日は

台風1号の接近で

一日中雨でした

 

 

室内遊びで

エネルギーがあり余っていたのか

とても喜んでくれました

 

 

実は、わらべうたの集団遊びは

鬼ごっこを含む

身体遊びです

 

 

かなり疲れます

 

 

保育士研修会をさせて

頂くと

先生方が、びっくりされるんですよね

 

 

〝わらべうた〟は

古くから伝わる

伝承あそびですが

今の子ども達に

まともに役立つ

逆になくてはならない

育ちに必要な武器とも

いえます

(スミマセン 力が入りすぎました)

 

 

歌だけではなく

身体遊びの要素が強く

究極のコミュニケーション遊びです

 

 

わらべうたの教育力をあげると

他にも

たくさんありますが

 

 

コミュニケーション能力を

鍛える遊びとして

みてみると

 

 

今、コミュニケーション能力が

低く

友達と遊べない子どもが

増えています

 

 

原因は、乳幼児期からの

遊びの絶対量が

少ないからなのだ

そうです

 

 

将来、人とうまくやっていく力は

小さい頃からの

遊びで

培われるのです

 

 

保育士や子ども同士で

身体を向かい合わせ

共同で遊ぶと

共感力が育まれます

 

 

心の響き合う瞬間が

あるのです

 

 

〝わらべうたの集団遊び〟は

自分の声を響きとして

感じながら

他者の存在を意識して遊ぶ

コミュニケーションの本質の遊び

であると共に

身体を共鳴させる

遊びです

 

 

人類学者の山極壽一先生は

「言葉以外のこういった

〝身体を共鳴させる遊び〟の

コミュニケーションを増やす

ことによって

身体に埋め込まれている

気持や感情を知ることができて

それによって

総合理解が深まる」

と仰っています

 

 

そして「私達は今、この戦争が

蔓延しているように

暴力がいろんなところで

起こっている社会を見直して

これまでにはない

アイデンティティの確立を

目指さなければ

ならないと思っているんです」

と続けられています

 

 

 

教育再生のことですね

 

 

こういった遊びをしていると

  1. 自分のできることは積極的にしようとする
  2. 他者を尊重し、助けが必要な場合は快く応じる
  3. 丁寧に物事に取り組もうとする
  4. 話をよく聞き、テキパキと行動する

 

などの〝育てたい子ども像〟に

近づくような気がして

なりません

 

 

 

【2024.5.28 わらべうたの記録】

  • 遊戯室に入ると、普段は庭で遊ぶ子ども達が、雨のため大縄跳びで遊んでいた。柱に一方を繋いで保育士が縄を動かしていた。年長になったばかりの子ども達は、大縄跳びに慣れていない。「ゆうびんやさん」「くまさん」を約20分やった。最初、縄を跳越えることがやっとだった子どもが、次第に大回しをする輪の中でも跳べるようになった。わらべうたを指導するポイントはよく見させてマネをさせること。それに大縄跳びはどこに立つかも大事になってくる。担任に立つ場所に印をつけてもらった。歌によってリズムを刻むことも大事だ。「くまさん」の動作に合わせ、子ども達は可愛らしく大縄を跳んだ。初めてなのに2人の子どもができたのにも感心した。他の子ども達も興味深く見ていた。
  • 次は、お部屋に移動した。来週から6月なので「ほーたるこい」を計画通りやった。模型の籠に入った蛍を使用した。この役交代遊びは、簡単なルール感覚が学べる遊びである。友達と声を一つにし、保育士とも心を響き合わせながら、信頼関係づくりに役立つ遊びになっている。 蛍の籠でイメージが強く沸いたのか、子ども達の歌声は次第に大きくなり、天の神様の宇宙に届くようだった。次のわらべうたに移ろうとすると、もっと「ほーたるこい」がやりたいと男の子。他の子もやりたいと言ったので、それから6~7分くらい続けて遊んだ。とても楽しそうだった。
  • 次に「きーりすちょん」「はないちもんめ」「おちゃをのみにきてください」をやって終わりにした。はないちもんめは、最終的に、女の子がひとりぼっちになってしまったけれど、本人に、遊びをやめるか、それとも一人でもやってみるか尋ねると「がんばってやる」と意欲的に挑戦した。結局最後、女の子がジャンケンに負けて、相手チームに誰もいなくなったところも遊びの面白さだ。一人になったとき泣きそうになる子どもが多い中で、なかなか勇敢な子だと思った。「おちゃをのみにきてください」は、挨拶とトレードを楽しむ遊びになっている。子ども達が必ずといっていいほど笑顔になれる遊びだ。しばらく遊んでから、私が「目を見てあいさつしてる?」とコメントすると、子ども達はハッとして、笑いながら目を見て挨拶をするようになる。とても楽しそうに遊んでいた。

 

 

 

以上で、上高田保育園

今年度4回目の

わらべうた活動日記を

終わりにします

 

 

拙文、駄文を最後までお読み頂き

本当に

ありがとうございました

 

 

2024.5.28

 

 

わらべうたの教育力とは(過去ブログ)

 

 

 

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