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わらべうたの教育力とは ブログまとめ

NO.1289 田坂広志著「能力を磨く」を読んでみました 〝わらべうた〟が貢献!?AI時代に活躍する人材の教育

実は、わらべうたの集団遊びは「AI失業」の対処法になる遊びであり、「対人能力」を育む教育メニューだった

 

 

 

こんばんは

はらやまです

 

 

多摩大学大学院名誉教授で

21世紀アカデメイア学長の

田坂広志先生の著書

「能力を磨く」を

読んでみました

 

 

AI時代となった今

「知的職業」の半分が

失業する時代がやってくる

として

 

 

現在、企業で活躍する人は

「高学歴」だから

活躍しているのではない

 

 

次の3つ

 

  • 「職業的能力」
  • 「対人的能力」
  • 「組織的能力」

 

 

 

この「3つの能力」を

持ち合わせているから

活躍されている

 

 

「AI失業」しないためにも

この能力を磨かなければ

ならないのだと「対処法」を

教えてくれています

 

 

『今、なぜ、高学歴者に

「活躍する人材」が

すくなくなったのか?』

 

 

『それは「論理に強い」だけでは

AIに淘汰されてしまう

時代がやってきているから

である』

 

 

田坂先生の著書は今まで

何冊か読んでいますが

毎回とても勉強になります

 

 

私は、幼稚園・保育園の子ども達や

地域の親子の皆様に

〝わらべうた〟を伝承しています

 

 

読んでいくうちに

やっぱり〝わらべうた〟は

「AI失業」という危機の

「対処法」になる遊びだと

確信をついてきました

 

 

実は、わらべうたの集団遊びは

3つの能力のなかの一つ

「対人的能力」を育む

「教育メニュー」なのです

 

 

 

もう8年前になりますが

田坂先生の著書

「仕事の技法」を読んだときに

この能力を磨くためには

幼少期からの

「わらべうたの集団遊び」が

絶好の遊びだと手応えを感じました

 

 

相手の心を想像したり

推察するには

ノンバーバルなメッセージ

(言葉にならないメッセージ)

を読み取る力が必要であり

相手の眼差しや表情

仕草や姿勢から

理解しなければならない

と書いてありました

 

 

営業職の場面を

例にあげて説明されて

いましたが

とてもわかりやすかった

です

 

 

本日のブログの結論ですが

 

 

わらべうたは

 

「AI失業」という危機の

「対処法」になる

3つの能力のなかの一つ

「対人的能力」を育む

「教育メニュー」なので

幼児教育でこれを

やるべきなのです

 

 

 

田坂先生は仰います

  • 現在の教育制度の下で我々は、高校や大学を卒業するまでは論理的思考力や分析的思考力はそれなりに身につけてきたが、人間の心に対する「推察力」や「想像力」は、あまり身につける機会を持たずにきている。現在の学校教育では、この二つの能力の涵養にあまり時間を割いていないからである。

 

 

 

わらべうたを幼稚園の

カリキュラムでは

教えていますが

 

 

この「対人的能力を育む」

ためには

子ども達だけで

大人が介在せずに

自由遊びで飽きるまで

遊び込むことが

ポイントとなります

 

 

課題は残りますが

とても勉強になった一冊でした

 

 

2024/03/14

 

 

田坂広志著「運気を磨く」を読んでみました

 

 

 

 

田坂広志著「仕事の技法」を読んでみました

 

 

 

 

 

 

 

 

NO.1286 伝承のわらべうたをクラス運営に役立てる意義とは?

 

 

 

こんばんは

はらやまです

 

 

今日は暖かかったですね~

嬉しい季節到来です

 

 

いきなりですが【文部科学省の

子どもの育ちの現状と背景】を

みてみると

 

 

子どもの育ちの現状は

  1. 基本的な生活習慣や態度が身についていない
  2. 他者とのかかわりが苦手
  3. 自制心や耐性、規範意識が十分に育っていない
  4. 運動能力が低下している

などの課題が指摘されています

 

 

この、2,3,4に

わらべうた遊びが貢献すると

考えております

 

 

また

  1. 小学校一年生などのクラスにおいて、学習に集中できない、教員の話が聞けずに授業が成立しないなど学級がうまく機能しない状況が見られる

 

についても

わらべうた遊びを取り入れて

遊びから集中力を引き出し

クラスの仲間意識を

(担任と子どもの仲間意識も)

育てることで

クラス運営に役立てることが

できるとも

考えております

 

 

【私見:わらべうたでクラス運営をするとどうなる?】

  • バラバラに見える子ども達を、わらべうたが秩序立ててまとめてくれる
  • 本来、身体に宿っている力が呼び覚まされ、子ども達が活気づき集中力がつく
  • 現代の子ども達特有の固く冷えた身体が温まり柔軟になる
  • 同じ体験を通して、仲間意識や帰属意識が生まれる
  • わらべうたに熟達していない教師であっても、遊んでいくうちにわらべうたの教育力がわかってくる

【留意点】

  • わらべうたの音楽的特徴は、最初からしっかり掴んでおく必要がある
  • 講習会を受講し、わらべうたの特徴や種類・教育力について知る(子ども達は比較的柔軟に動きを習得するかもしれないが、逆に教え指導する教師側がわらべうたの動きを身に付けることは簡単ではないのかもしれない。なぜなら、今までの人生で備わった癖があるため)
  • 学校や保育園・幼稚園・こども園で取り入れる場合、わらべうたを統一して行うことがベスト。教員ごとにわらべうたが違うと子どもが混乱する

 

 

 

 

簡単なことではないと

承知していますが 

 

 

細かいことを並べ

教師が身に付けるのに時間を要する

ようであれば

この先普及は望めません

 

 

 

まずは、講習を受けて

一通りの型を覚えたら

あとは

細かいことをいわないで

クラスで実践してみると

わらべうたの力に

驚くことになると思います

 

 

わらべうたというものが

どういうもので

どんな感じの歌で

リズムはどんなものかー

基本を覚えたら

すぐに実践し

子ども達の教育に役立てて

欲しいと思います

 

 

 

 

 

2022/03/16

 

 

 

わらべうた講習会

 

 

お問合せ

 

 

 

 

 

長野あけぼの幼稚園 コロナ以前のカリキュラム 年長クラス〝わらべうた遊び〟の様子

NO.1285 命・魂の活性化はあったか?わらべうたは身体と心を総合的に発達させる遊びです

 

 

 

こんばんは

はらやまです

 

 

いきなりですが、私は

幼稚園や保育園の子ども達に

わらべうたの伝承活動

をしております

 

 

毎回、終わった後に

遊びの本質

歓び・面白さ・楽しさが

うまく伝えられただろうか?の

振り返りをしています

 

 

魂の活性化は

あったのだろうか?

 

 

 

 

 

『学童保育と子どもの放課後』の

著者 増山均先生は

 

  

遊びの本質は『魂の活性化』

であると書いています

 

 

遊びは、命・魂が

生き生きと躍動し活性化すること

 

 

知識・技術を教え・学ぶ

教育とは違って

ウキウキ・ワクワク・ハラハラ

ドキドキする魂の活性化・躍動

なのだそうです

 

 

【本文より】

  • 子どもは、遊びを生活の目的とし、それ自身に生きる楽しみを見出している。
  • 遊びの本質は、面白いこと・楽しいこと、すなわち生理的な快楽の情動・精神的な躍動(魂の活性化)が、子どもを子どもらしく存在させ、人間として生きる力を蓄えることにある。
  • 日本の親や教師は、いや日本社会全体の意識・常識は、子どもが育つ上で最も重要なのはエデユケーション(教育)であると考えている。大人たちが「教え」、子ども達が「学ぶ」という関係のなかで、「育つ(発達する)」というしくみが起こると信じている。エデユケーションによって育つのは、ほんの一部分であって、それさえも実は、心が自由闊達に動くアニマシオンの営みを抜きにしては、子どもたちを育てる力にはなり得ない。アニマシオンこそが、子どもの体・心・頭の全体を総合的・統一的に育てていく基本的な営みなのである。

※アニマシオンとは、「命・魂=アニマ」が、生き生きと躍動し活性化すること

 

 

 

わらべうたの特徴は

『子どもを全人的に育てる遊び』

よく形容されます

 

 

本文には

〝命・魂が生き生きと躍動し

活性化すると

子どもの体・心・頭の全体を

総合的・統一的に

育てることができる〟とあります

 

 

わらべうたで

遊んでいる子ども達を見るとき

命・魂が生き生きと躍動し

活性化しているなぁと

感じるときがしょっちゅうです

 

 

 

 

 

  伝承のわらべうたをクラス運営に役立てる意義とは?

 

 

わらべうたの教育力とは 

 

 

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いじめを撃退!?子どもに伝いたい神秘図形

 

 

自作動画 ねことねずみ

 

 

すり傷に貼って治す地蜘蛛(ジグモ)の巣

 

 

竹内まりやさん〝いのちの歌〟は命の問題を解決してくれる歌

 

  

熊の爪痕ってアスファルトにつけることありますか?

 

 

あけぼの幼稚園にわらべうた届け

 

  

わらべうた参加者の感想

 

 

るまさんが転んだーわらべうた 

 

 

 

NO.1186 今こそ〝わらべうた〟の復活 著書『スマホ脳』を読んでみました

 

 

 

こんばんは

はらやまです

 

 

今日は、スウェーデンの精神科医が

書いた

アンデシュ・ハンセン著

『スマホ脳』を読んでの

感想ブログです

 

 

 

 

 

 

私はわらべうたを伝承して

おります

 

 

この令和の時代だからこそ

〝わらべうた〟の伝承が

益々、重要である!と

〝わらべうたの復活〟に

大きな意義を感じる本でした

 

 

 

 

早速ですが、

2021年60万部突破の

オリコン年間Bookランキングで

一番売れた本『スマホ脳』に

よると

 

 

2才からスマホを見ている

子どもが増えているそうです

 

 

日本も同様で

1才からすでに見せている

親が増えているようですが

 

 

結論は

スマホは赤ちゃんや子どもの発達

特に脳の発達を阻害し

悪影響を及ぼすということです

 

  • 実際、スティーブ・ジョブズを筆頭に、IT起業のトップは子どもにスマホを与えない。なぜか?子どもの脳に悪影響だということを知っているからです。睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存につながる

 

スマホが登場してから

どうやら

私たちのIQは下がって

きているらしいのです

 

 

頭脳の発達には

まず、赤ちゃんや子どもは

遊びを通して

人と対面しながら運動すること

それによって、のちに

小学校の国語・算数などの

成績も良くなるのだそうです

 

 

スマホ対策として

「子どもは遊ばせよう」

「子どもには遊びが必要だ」

という内容を

少し抜粋してみると

次のように書いてあります

 

 

【米国小児科学会の指摘・警告「子どもは遊ばせよう」】 

  • 普通に遊ぶ代わりにタブレット端末やスマホを長時間使っている子どもは、のちのち算数や理論科目を学ぶために必要な運動技能を習得できない
  •  衝動をコントロールする能力を発達させ、何かに注目を定めて社会的に機能するためには、遊びが必要だ
  • 問題は、子供達が遊ばなくなったことだ。何もかもきっちり予定されていて、遊ぶなんて時代遅れー大人がそう思っている現代に我々は生きている
  • 医師たちには、ストレスフルな親子に遊びを処方するように提案している 

 

 

 

数々の調査結果から

スマホの悪影響が

警告されています

 

 

赤ちゃんや子どもにとって

スマホが脳の発達に

悪影響を及ぼすのです

 

 

 

 

幼い子どもは

運動が伴わないと

発達が遅れる

 

 

運動=遊び=わらべうた遊び

わらべうた♪

 

 

私は、2010年から毎月一回

朝陽公民館で

わらべうたの親子教室を

無料で開催しております

 

 

また、2014年からは

あけぼの幼稚園のカリキュラムに

わらべうたの時間を入れて頂き

年間を通して

子ども達に、わらべうたの集団遊びを

伝承しております

 

 

今年やっと

コロナが収束の兆しをみせ

再び〝わらべうた〟が

活発にできるようになりそうです

 

 

朝陽公民館の職員の方に

2023年4月からは

以前のように、申し込み無しで

〝わらべうたの親子教室〟が

開催できるとお話しを頂きました

 

 

大変うれしいです

 

 

わらべうたの教育力は

たくさんありますが

今回の〝スマホ対策〟にもなります

 

 

具体的な、赤ちゃんや子どもさんとの

触れ合い遊びを知ることで

育ちにも良いし

アタッチメントを作ることもできるし

スマホを遠ざける具体策にも

なります

 

 

ぜひ、多くの方の

ご参加をお待ちしています

 

 

一つわらべうたを

紹介し

本日のブログを終わりにします

 

 

ここまで、読んで頂き

本当にありがとうございました

 

 

♪こん坊た こん坊た

どうして背が低いの

紺屋(こうや)のうらの

青菜にもまれて

それで背が低いの

 早く立って運動しな

 

 

ぜひ、わらべうた教室の

運動(遊び)に♪ お越し下さい

 

 

2023/02/19

 

 

 

わらべうた教室予定

 

 

 

 

 

NO.1182  わらべうたの教育力とは「わらべうたは子どもの学力を伸ばす?」著書『運動脳』より

 

 

 

こんばんは

はらやまです

 

 

私はわらべうたの伝承活動を

しています

 

 

あけぼの幼稚園のカリキュラムに

入れて頂き、子ども達に

わらべうたを教えるなかで

毎回、驚きがあります

 

 

わらべうたは

子どもの敏感期に

ピッタリ合った教育ができる

本当に見事な遊びなのです

 

 

今日は

歴史的ベストセラーといわれる

スウェーデンで

67万部超読まれた

アンデシュ・ハンセン著

『運動脳』より

〝わらべうた〟が子どもの教育に良いこと

特に〝脳の発達〟に効果的だと

いうことをお伝えするブログです

 

 

本文に直接〝わらべうた〟という

言葉はでてきませんが

 

 

著書『運動脳』で述べている

〝運動〟は

まさに子ども達の〝わらべうた〟です

 

 

〝わらべうた〟は

かなりの運動量です

歌だけと思っている方も多い

のではないでしょうか?

 

 

わらべうたとは

歌と遊びが一緒になっている

子どもの〝運動〟なのです

 

 

わらべうたには10歳くらいまでの

メニューがあって

スポーツ教室に通わなくても

子ども達で

遊ぶことができるように構成されているんです

 

 

本文では

〝運動〟と〝学習〟は連動しており

運動をすることで

記憶力の土台ができる

実はそれが、学力テストの順位も

上げるというのですから

著書を読んでみたくなりますよね

 

 

科学でも証明された

わらべうた遊びの部分を

本文からご紹介します

 

 

『運動脳』アンデシュ・ハンセン著(本文より抜粋)

 

  • 学力テストで順位を上げるには、指導法やクラスの人数といったものではなく、本当に目を向けるべきは、身体活動にこそ着目すべきなのだ。現代の子どもたちは決して充分に身体を動かしているとはいえないのである。
  • 事実、子ども達の学力に影響を与えるものは、教室で座って学ぶ内容ばかりではない。学童期や思春期の生徒が運動をすると学習能力が向上することは、科学がはっきりと証明している。
  • 学校での体育の時間は、(中略)数学や国語の学習内容が、すんなり頭に入るための土台づくりになるのだ。
  • 運動が子ども達の基礎的な学力ーいわゆる「読み・書き・計算」の力を伸ばすことがはっきりと立証された場所は、スウェーデン南部スコーネ地方のブンケフロという町の小学校だった。調査の対象となった2つの小学校では、時間割に体育が毎日組み入れられた。(中略)この生徒たちが特別な指導を受けたわけでもないのに、算数や国語、英語でもよい成績を取ったことである。しかもその結果は何年も続いた。ただ体育の授業を増やしただけで、生徒のほとんどが優秀な成績で学校を卒業したのである。また、この効果は、男子生徒に目立って現れた。学校の成績はたいてい女子が男子を上まわるものだが、体育が毎日行われたクラスでは、男女差はまったく見られなかった。このような目覚ましい結果をもたらした学習メソッドはそれまでなかった。

 

 

 

スウェーデンだけでなく

アメリカの研究チームも

運動と学力の関係を科学的に

明らかにしています

「体力」が知力を決めることが

次第にわかってきているのだそうです

 

 

【本文より】

  • 運動で高まる能力は、注意力や記憶力だけにとどまらない。今の時点では、4歳から18歳までの子どもが運動すると、ほぼすべての認知機能が高まることがわかっている。複数の作業を並行して行うことや、ワーキングメモリー、集中力、決断力ーこういった能力がすべて向上するのである。これが学校なら、算数、読解、問題解決の能力に関する科目の成績が伸びることが目に見えてわかるだろう。

 

 

以上、本文からの抜粋でした

 

 

 

 

わらべうたは

庶民が脈々と伝えてきた

「体育」的な

教育システムでもあります

 

 

飯島吉晴先生は

わらべうたの全体像を次のように

表現して下さっています

 

 

  • 元来伝承遊びは、子供たちが各自の体力や能力に応じて、その場の状況にあわせて、皆で創意工夫しながら遊ぶものである。何よりも自主的で自律性をもった自由意志による行為であり、いついかなるところでもでき、しかも子供の発達状況に応じて無意識の腕と体を鍛え、知力を磨きあげることができる点である。子供たちはこの遊びを通して、自らの心身の要求やエネルギーを健全な形で発散できるだけでなく、さらに自然との触れ合いや社会生活のルールを身体で学び、心身の全体的な発達を促進できるのである。(著書『子供の民俗学』より)

 

 

 

いかがでしたか?

今回は、「わらべうたの運動は子どもの学力を伸ばす」

について、著書『運動脳』から

ご紹介しました

 

 

子どものIQの半分以上は

遺伝で決まるという

不都合な傾向があったとしても

 

 

この〝体育(運動)が子ども達の学力を伸ばす〟

ということを使えば

未来がワクワクしてきます

 

 

本文の中にも

遺伝子で「あなたの将来」は

決まらない(p279)と

うれしいことが

書いてあります

 

 

是非、まだ『運動脳』を

読んでない方は

読んでみてください

 

 

2023/02/09

 

 

 

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熊の爪痕ってアスファルトにつけることありますか?

 

 

あけぼの幼稚園にわらべうた届け

 

 

わらべうた参加者の感想 

 

 

 

 

 

 

 

NO.1109 わらべうたの教育力『レスポンスするからだ』について 齋藤孝著 〝子どもの集中力を育てる〟より考察

 

 

 

こんばんは

はらやまです

 

 

今日は

古牧あけぼの幼稚園で

〝わらべうたの時間〟がありました

 

 

あけぼの幼稚園のこども達は

始まりの挨拶をすると「ハイ」と

大きな声で答えます

身体に芯が入る教育です

 

  

齋藤先生は、著書のなかで

教育には〝知る教育〟〝身に刻む教育〟が

あると書いています

 

 

私は

わらべうたのテンポよく展開する

30分の中で

子ども達の生き生きとした表情を見るとき

わらべうたの〝身に刻む教育〟

の確信をかいまみることができます

 

 

この身体表現や身体運動

歌をうたいながら身体を動かす

音楽遊び・体育遊びが

子ども達への〝身に刻む教育〟と

なっているのだなぁ・・・と

 (わらべうたは、自分から歌いながらというところがとても自発的な部分で育ちを深めていると思っています)

 

 

 

 

さて、今日は、齋藤孝先生の著書

『子どもの集中力を育てる』の

中から

〝レスポンスする身体〟と

わらべうたを繋げて

考えてみたいと思います

 

 

〝レスポンスする能力〟を考えるとき

根本的なからだの問題として

反応応答できる開かれたからだ

になっているか?

が問われてくるとして

 

 

齋藤先生は

〝レスポンスするからだ〟は

大人数で育っていたり

集団で遊んだり、活動する中で

自然にやしなわれていくもの

であり

 

 

集団で育つと

その空間における密度が

高くなっているので

反応速度も自然と高くなり

その凝縮された空間で遊ぶことが

〝子どものレスポンスの能力〟を高める

 

としています

 

 

これを読んだとき

まさに、わらべうたの

音楽遊び・身体遊びだと

思いました

 

 

わらべうたは

〝子どものレスポンスの能力を

高める遊び〟

ということができます!

 

 

この〝レスポンスの能力〟は

〝コミュニケーションする力〟と

なり、友達が増え

つき合う人間の幅が広がって 

自分自身は活性化し

そのあとの人生があきらかに

豊かなものになる

と書いてあります

 

 

人とコミュニケーションする力

 齋藤孝先生は著書のなかで、人間の生きる力に関与する、人とコミュニケーションする力は、かつての子ども達の遊びの文化で育っていた、と書いています。その遊びの文化の中に「わらべうた」は含まれています。園児から学童期の集団で遊ぶわらべうたは、まさに〝生きる力を育む〟といえるのです。

 

 

 

レスポンスする身体

【本文より】

 現代の子ども達に欠落している能力は、「レスポンス(応答)する身体」であり、それを端的にあらわすのが、まずあいさつができないということです。相手の存在を認知して、こちらから行動し、相手に自分の存在を知らしめる、そういう行為ができにくくなっています。私塾を始めてみて、もっとも驚いたのがそのことでした。最初に、みんながそれぞれの名前を覚えるために、一人ずつあいさつをして、相手の名前や好きなことを言い合うというゲームをやってみたのですが、ぼうっと立ったまま口を開かない、動かない子が半分以上いました。昔なら、そういうゲームを始めようなら、うるさくてかなわないという感じになったのでしょうが、現在は沈黙が支配します。他者に対して、まったくレスポンス(応答)できないか、というと、そうではなくて、知っている人だとそれなりに対応できる。延々と携帯電話でしゃべっている。ただ枠を越えたところに踏み込んでいくのが、苦手になっているのです。しかも、その枠が非常に狭いので、自分と価値観のちょっとでも違う人達を強いプレッシャーに感じてしまう。それが結果として、排除やいじめを生み出す土壌をつくっているのではないかと思います。

 自分たちの生ぬるい価値観の中でただよっていたいので、他のものにかかわることに対して、面倒くささを覚える。それで、かかわらなくていいのなら、かかわらなくていいじゃないか、というふうになってくると、他者を受け入れる力がどんどん弱まっていきます。それは、人間の生涯というものを見とおす上で、実はじり貧というべきもので、他に対して、広くやりとりできる能力がそなわっている方が、明らかにそのあとの人生はゆたかなものとなります。つき合う人間の幅が広がりますし、友達が増える、そういう関係性の中で自分自身も活性化していくのです。

 

 

本文に書かれている

現代の子ども達に

欠落している能力

〝レスポンス(応答)する身体〟に

ついての箇所です

 

 

実は、 わらべうたには

あいさつゲームともいえる

〝お茶をのみにきてください〟

があります

 

 

レスポンスするのに恰好の

あいさつの遊びです

 

 

今日も、こども達は

キャーキャーいいながら

レスポンス能力を鍛えて

いました

 

 

ー挨拶の基本ー

相手の存在を認知し

こちらから行動し

相手に自分の存在を知らしめる

 

 

目を見て

あいさつをし

きっちり礼をする

 

 

これを

子どもの頃から

遊びで覚えていくのです

 

 

 今年の年長さんは

コロナの影響もあり

年中の時点で

〝お茶をのみにきてください〟を

あまりやってなかったので

 

 

今年は

たくさん遊びたいと思います

 

 

とにかく

〝今後の人生を豊かにする〟

〝レスポンスする身体を作る遊び〟

なのですから

 

 

 

 

 

わらべうたは、現代の子ども達をも

惹きつけてやみません

 

 

幼稚園の子ども達に

カリキュラムのなかで教えていて

日々、実感することです

 

 

私は幼稚園や子育て教室で

乳幼児から小学校就学前の

子どもさんに

わらべうたを伝承しております

 

 

今日も

ノンストップ30分メニューが

終わると、年長さんは

「もっとやりたかったー 」

といっていました

 

 

わらべうたは、ルール感覚や仲間意識

コミュニケーション力

身体機能を鍛えるのに

大変 効果があり

 

 

わらべうたの言葉は

子どもの身体にリズムを刻み

愉快な気持ちにさせてくれます

 

 

歌の効果が心を

ふっくらさせてくれるのです

 

 

子どもを全人的に育てる

日本の子育て文化です

 

 

 

今回は、齋藤孝先生の著書を

読んで考えた

わらべうたで育つ

〝レスポンスする力〟に

ついてのブログでした

 

 

家庭教育でのわらべうたと

就学前の集団の教育でのわらべうた

どちらの〝わらべうた〟も

子どもさんの育ちに

大変貢献します

 

 

 最後まで読んで頂いて

本当に、ありがとうございました

 

 

  

 

2022/07/07  

 

 

 

【過去ブログ】お茶を飲みにきてください

 

 

 

 

NO.1101 わらべうたの教育力『子どもの集中力を育てる』齋藤孝 著より〝集中力の育成〟について考察

 

 

 

 

こんばんは

はらやまです

 

 

暑くなってきましたね

 

 

車通勤ですが

駅前を通ることにしています

 

 

観光客らしき人や

通勤通学の人の服装から

季節を感じることもできるし

 

 

賑やかな場所から

エネルギーをもらえそうな気がして

 

 

いわゆる、験担ぎです、笑笑

 

 

初夏のきらめきを感じる

活気のある季節となりました

 

 

 

 

本日のブログは

明治大学教授

齋藤孝先生の著書

『子どもの集中力を育てる』より

わらべうたの遊びによって育つ

『集中力』について

考えてみたいと思います

 

 

齋藤先生のご専門は

教育学、身体論

コミュニケーション技法です

 

 

私は〝わらべうた〟を伝承しています

 

 

先回までのブログは

齋藤孝先生の著書から

 

 

  1. わらべうたの教育力『まねる力』について 
  2. わらべうたの教育力『型の効用』について
  3. わらべうたの教育力『身体知』について

 

 

を考えてみました

 

  

 

伝統的な身体文化の遊び

わらべうたは

〈中心感覚〉〈距離感覚〉といった

〝身体感覚の教育〟や

〝コミュニケーションの基礎づくり〟

に大変良い遊びであり

 

 

それが身体知〉となって

からだの中に記憶されて

のちに、高齢になっても

その感覚は生き続け

元気な身体の源となっている

 

 

しかし

それが今 衰退してきており

 

 

後世に残す対策としては

 

 

既に、からだを触れ合わす遊びが

〈身体知〉となっている世代の人が

先に立って

伝えていくべきである 

 

 

齋藤孝先生の著書から

本当にたくさんのことが学べます

 

 

著書のなかで

〝わらべうた〟のことが

書かれていますが

直接〝わらべうた〟という

言葉は使われていません

 

 

〝伝統的な身体文化の遊び〟

という言葉で書かれています

 

 

 

 

  

わたしは

身体を動かすことが

大好きな子どもでした

 

 

「生傷が絶えないなぁ」と

小学校の担任や

隣のクラスの先生にまで

苦笑されていました

 

 

ですから

どうしても身体論からみた

〝わらべうた〟が

気になってしまいます

  

 

わらべうたと繋がる箇所を

抜粋しながら

本日は

〝集中力を育てるわらべうた〟を

考察してみたいと思います

 

 

 

『子どもの集中力を育てる』より

 

 

 

齋藤孝先生が「齋藤メソッド」

という

小学生を対象とした私塾を

考えた始まりは

 

 

【本文より】

  • 教育現場で、集中力を生む「学ぶ構え」をからだからつくる必要性を、切実に感じていたからです。この構えができている子は、はじめはそれほど頭が鋭く働かない子どもでも、何事に対しても能動的に動けるからだをもっているため、どんどん伸びてきます。場の雰囲気・空気に慣れていくのも早いので、学びに対する反応が非常に速い。
  • 集中力のある子は勉強も遊びもよくでき、集中力のない子は何をやっても中途半端で根気がつづきません。もともとの能力よりも、ここぞというときさっと集中できるか、ねばり強く課題に取り組めるかどうかで、学習の成果はまったく違ってきます。集中した状態とは、脳が活性化して高速回転しているときです。実は、そんな生き生きとした脳の働きは、からだから生まれます。からだに「学ぶ構え」ができているかどうかが、集中力を決定するのです。

 

 

私たちの子どもの頃は

(昭和30年代)

保育園や学校から帰ってくると

神社の境内や公民館の庭などで

偶然そこにいた

子どもたちと

暗くなるまで遊びました

 

 

いわゆる集団遊び

(群れ遊び)を

していました

 〝伝統的な身体文化の遊び〟です

 

 

かつての遊び

鬼ごっこ、かくれんぼ

大縄跳び、ゴム跳び

缶蹴り、相撲、おしくらまんじゅう

馬乗り

ほとんどの遊びに

歌がついていました

歌+遊びが〝わらべうた〟です

 

 

公民館や神社の境内にいけば

きっと誰かが

いるだろう

 

 

そうしたら

その人と遊べばいいという

コミュニティの安心感で

成り立つ

当て込みが成立していた

時代でした

 

 

小学校3年生くらいまで

子ども同士で群れになって

遊んだものです

 

 

兄たちも似たように

遊んでいたのを覚えています

 

 

  • とくに小学校前半期は、活力にあふれ、世の中に対する好奇心も強いのです。そんな一番良い時期に、周りの大人たちがきちんと接して、子どものエネルギーを「学ぶ構え」に変えていくことがポイントです。からだのエネルギーを学びに向ける気持ちよさを伝えていくのです。 これが子どもに、黙っていて自然に身につくことはなかなかありません。この楽しさというのは、大人が伝えてあげなくてはいけないものです。学ぶ構えを身につけた子どもは、意識がはっきりして脳が活性化する楽しさを知っています。集中することの心地よさをからだで知っているわけです。それを知っているのと知らないのとでは、勉強の成果が大きく変りますし、人生のゆたかさまでも違ってきます。幼い子どもは、好奇心に満ちた反応のよいからだを持っていますが、大きくなるにつれ鈍ってきます。しかし、小さいときに、一度集中の構えをからだに住まわせておけば、それはいつでも取り出すことができます。いつでも取り出し可能な、からだに身についた財産ーこれを技と言います。

 

 

このページを読んだ時点から

わらべうたが使える!

と思いました

(私は、幼稚園でカリキュラムとしてわらべうたを教えています。著書に出会ったのは今から12年前になります。)

 

 

〝わらべうた〟

生まれたその日から

10歳くらいまで遊べる

たくさんの遊びが存在しています

 

 

集中力を生む

「学ぶ構え」をからだから

つくるプログラムとして

カリキュラムで

使える遊びなんじゃないの?

と読み進めるたびに

確信は深まりました

 

 

  •  一番良い時期に、周りの大人たちがきちんと接して、子どものエネルギーを「学ぶ構え」に変え、学びに向ける気持ちよさを伝えていく

 

それが出来る!と

思いました

 

 

私事で恐縮ですが

ふと、二番目の兄のことを

思い出しました

 

 

確か、10歳くらいまで

神社で群れになって

かくれんぼや鬼ごっこ

缶けりなどで

遊んでいたはずです

 

 

高学年になって

それまで

それほどではなかった

学力がぐーんと伸びて

 

 

のちに東大に入り

官僚になっています

(私といえば、学校の勉強は残念に終わっています)

 

 

そのことからみても

齋藤先生の仰る

集中力を生む

「学ぶ構え」をからだから

つくるということが

〝わらべうた〟という遊びからも

できると思えてならないのです

 

 

わらべうたは

乳幼児向けのものと

園児から学童期向けのものが

あります

 

 

もう一度

上記の内容を〝わらべうた〟と

照らし合わせて

くり返し 頭に入れると

 

 

  • (『伝統的な身体文化の遊び=わらべうた』などで)学ぶ構えを身につけた子どもは、意識がはっきりして脳が活性化する楽しさを知っている。集中することの心地よさをからだで知っている。それを知っているのと知らないのとでは、勉強の成果が大きく変る
  • 小さいときに、一度集中の構えをからだに住まわせておけば、それはいつでも取り出すことができる。いつでも取り出し可能な、からだに身についた財産である。これが技である。

 

 

齋藤先生は

子ども達に集中力のある

からだをつくるために

「齋藤メソッド」という

小学生を対象とした

私塾を開かれていましたが

 

 

それを読んだとき

子どもの成長は連続しています

 

 

小学校 就学以前の幼児

についても

同じことができると

思いました!

 

 

保育園や幼稚園の

カリキュラムとして

「わらべうた」を遊ぶことで

これにつながる、と思ったのです

 

 

何度もくり返して

申し訳ありません

 

 

「わらべうた」を使って

集中することの心地よさを

子ども達にからだで知って

もらうのです

 

 

好奇心の強い活力に

あふれた一番良い時期に

周りの大人たちがきちんと接して

子どものエネルギーを

「学ぶ構え」に変えていくことが

ポイントと齋藤先生は

仰っているのです

 

 

からだのエネルギーを

学びに向ける気持ちよさを

伝えていく

 

 

近年の状況から

黙っていて自然に身につくことは

なかなかないと先生は

仰います

 

 

この楽しさというのは、是非

大人が伝えてあげなくては

いけない大事なことであり

 

 

幼児期から小学校の3~4年生頃

というのは

「学ぶ構え」をからだごとつくる上で

最良の時期であり

この時期に何をやるかというのが

教育の最重要課題の一つ

 

 

子どもの脳とからだを

活性化させるための

具体的なメソッドに

〝わらべうた〟があり

 

 

子どもの集中力を育てるために

〝わらべうた〟が役立つ!

そのように思いました 

 

2022/05/26

 

 

 

【過去ブログ】

 

わらべうたの教育力とはブログまとめ

 

 

 

齋藤孝 著 図書紹介

NO.1057 わらべうたの教育力『身体知としてのわらべうた』齋藤孝 著〝身体感覚を取り戻す〟より考察

 

 

 

こんばんは

はらやまです

 

 

私はわらべうたを伝承して

おります

 

 

今日、仕事の帰り

やけに道路が混んでいました

 

 

普段はスーッと過ぎる場所で

前の車が止まり

ちっとも進みません

なにげなく横をみると

公園で親子が3人遊んでいます

 

 

おや、おや

あれはおそらく

わらべうた〝だるまさんが転んだ〟

です

 

 

目をこらして見ても

どうやら間違いなさそうです

 

 

すごく楽しそうに

生き生きと遊んでいます

 

 

わらべうたは

やっぱりね!

 

 

歴史の選別に堪えて

時代をくぐり抜け

生きているんです!

 

 

そういう瞬間がくると

決まって

民族音楽学者

小泉文男先生の

言葉を思いだします

 

 

  • 大人の気づかない世界で、このわらべうたという無数の生きものは、どんなに無視されても、圧迫されても、僅かな隙間から子どもの心の中に飛び込み、新しい生命をかちとって広まっていく。(小泉文男 著 『こどもの遊びとうた わらべうたは生きている』より)

  

 

小気味がよくて

爽快感のあることば

ですよね

 

 

〝だるまさんがころんだ〟は

数多あるわらべうたの

代表格です

 

 

冬のタイヤのCMで

福山雅治さんも

「だるまさんがころんだ」と

やっていますが

 

 

22世紀がやってきても

消えることなく

生き残れる遊びに

違いないのです

 

 

 

 

 

前置きが

長くなりすみません

 

 

さて、今日は

齋藤孝先生の著書

〝身体感覚を取り戻す〟のなかから

『わらべうたの身体知』について

考えてみたいと思います

 

 

 

わらべうたの『身体知について』考える

 

 

 

 

 

今から、10年前

この本を手にしてから

わらべうたの『身体感覚』

いうものがずっと

気になっていました

 

 

私は、からだを動かすことが

大好きな子どもでした

 

 

高齢になっても

今でもからだを動かすことが

好きでいます

 

 

その連続性っていうんですか

 

 

人生のなかで

幼少期に

身についたものの繋がりの

ことが書いてあって

読んだときには

ハッとしました

 

 

  • 〈身体知としての教養〉自分の身の内にすでに蓄えられたものの本当の意味や価値が、人生のふとした場面で明らかになってくる。こうした経験は、何にもまして幸福なことではないだろうか。そこには、幼少期の学びと老年期の学びを結びつける道が存在する。自分の人生の連なりを証明する道の存在は、生きている意味の実感につながる。幼少期の自分が老年の身の内にも生き続けているという実感によって、生は肯定される。

 

 

著書では

〈古典の素読という文化〉の

ページで

書かれていますが

 

 

 

実は〝わらべうた〟も

同じことがいえる

そのように確信して

活動してきました

 

 

ところが、この

コロナ!

 

 

保育のなかでも

感染防止策がとられ

3密を避けるための

〝わらべうた遊び〟の模索が

始まってから

間もなく2年になります

 

 

このままずっと

3密を避けるために

手を繋いだり

友だちや先生と

からだを触れ合わすことが

なかったら

子ども達の

コミュニケーションの基礎を始め

育ちは

どうなってしまうんだろう?

 

 

そこで、本日は

〝わらべうたの教育力〟のなかで

この〈身体知〉や〈身体感覚〉

ってどういうことなのか

考えてみたいと思います

 

 

 

 

わらべうたは

〝伝統的な身体の遊び〟

です

 

 

教育的に捉えると

心身にとっての

大変「バランスのよい栄養の遊び」

だと

齋藤先生は仰っています

 

 

『わらべうた』という

直接のことばが

使われてない

のが残念ですが

 

 

本文では、写真集

「土門拳の昭和〔2〕こどもたち」

〝馬乗り遊び〟をしている

子ども達の写真や

〝すもう遊び〟をしている写真を

例にとって

 

 

昭和20年代から

昭和40年代あたりまで

とにかく

外で遊ぶ子どものからだが

躍動している

 

 

縄跳び、チャンバラごっこ

おしくらまんじゅう、馬乗り遊び~

 

 

このなかで

縄跳びやおしくらまんじゅうは

明らかに〝わらべうた〟です

 

 

♪「馬乗り遊びするもの

この指とまれ はーやくしないと

切っちゃうよ」と

歌をうたうと

この〝馬乗り遊び〟も

わらべうたに分類されます

 

 

実は、当時の遊びには

ほとんど歌がついていたのです

 

 

鬼ごっこも

かくれんぼも

歌がついていたので

〝わらべうた〟でした

 

 

ですが

今は歌がとれてしまった

状態です

 

 

 

〝わらべうた〟とは

歌だけをいうのではなく

子どもによる

歌が伴う身体遊びを

〝わらべうた〟といいます

 

 

 

 

齋藤孝先生は仰います

 

 

21世紀の日本の社会において

モデルとすべきは

昭和の子どもたちの身体性では

ないかと考える

(昭和20年代から昭和40年代あたりである)

 

 

子ども同士がからだを

触れ合わせ

ぶつけ合わせている光景が

非常に多い

からだで相手のからだを

感じているのである

 

 

コミュニケーションの基本

なんといっても

からだとからだの触れ合い

である

 

 

コミュニケーションの基礎が

こうしたからだが触れ合う遊び

の中に形成されて

いたのである

 

 

からだが触れ合い

ぶつかり合う機会は

今では相当減少している

 

 

かつては

スポーツという枠組みに

それぞれが入り込む以前に

遊びの中で

身体感覚が磨かれて

いたのである

 

 

(高齢になっても)

かつて、昭和の子どもたちだった

からだには

力強さや躍動感が見られ

身体のコミュニケーションも

見事に行われている

 

 

これが

日本の子どもたちの

伝統的な身体文化であった

 

 

 

 

実は

この伝統的な身体文化は

衰退の状態にあります

 

 

齋藤先生は

 

  • 消失しようとしているこの伝統的な身体文化をきちんと捉えなおし後世に残してゆく必要があり、それをやるのは幸福な子ども時代を過ごした者すべてが担うべき責任なのではないだろうか。なぜなら身体感覚を取り戻す作業の資料とヒントは自分の身体に沈殿しているのであるから。急がなければならない。

 

と仰っています

 

 

この言葉を読んでじーんと

きました

 

 

昭和20年代から40年代に

生まれた人は

伝統的な身体文化で

遊べたという意味で

〝幸福な子ども時代を過ごした人〟 

であり

 

 

その遊びで体得した

身体感覚は

身体のなかに深く沈殿していて

 

 

後世に残す身体文化の

大事な資料とヒントになる

 

 

伝承することは

幸福な子ども時代を過ごした者の

担うべき責任なのです

 

 

グッときます

 

 

 

 

この本が発行されたのは

今から21年前

 

 

この本を手にとって

衝撃をうけ

わらべうたの伝承を始めたのは

今から11年前

 

 

子ども達の身体は

さらに

変化してきているのかもしれません

 

 

 

 

わらべうたの教育力

「身体知としてのわらべうた」

コミュニケーションの基礎は

〝わらべうた〟のような

からだが触れ合う遊び

の中に形成されていた

を考えるなかで

 

 

最後に本文より

齋藤先生の大事なことばを

 ご紹介して

今日のブログを終わりたいと

思います

 

 

 

  • 21世紀に入り、社会の情報化が進めば、身体はおそらく、これまで以上に大きな課題として浮かびあがることになるだろう。自己の存在感の希薄化と他者とのコミュニケーションの困難さが二大問題となるであろうが、この二つはともに〈中心感覚〉と〈距離感覚〉という二つの身体感覚に基礎をおくものである。
  • 日本の伝統的な身体文化を一言でいうならば、〈腰肚文化〉ということになるのではないかと私は考える。現在80代90代の人たちと話していると、腰や肚を使った表現が数多く出てくる。「腰を据える」「肚を決める」などは基本語彙である。(中略)「腰を据える」「肚を決める」は、人間ならば生まれつき誰もがもっているという感覚ではなく、文化によって身につけられる身体感覚である。腰と肚の身体感覚が、数ある身体感覚の中でもとりわけ協調されることによって、からだの〈中心感覚〉が明確にされるのである。

 

 

本日のブログは

 

 

伝統的な身体文化の遊びは

〈中心感覚〉〈距離感覚〉といった

〝身体感覚の教育〟や

〝コミュニケーションの基礎づくり〟

に大変良い遊びであり

 

 

それが〈身体知〉となって

からだの中に記憶される

 

 

しかし、問題は

それが今、衰退してきている

 

 

後世に残していくには

からだを触れ合わす遊びが

〈身体知〉となっている世代の人が

先に立って伝えていく

必要があるのではないか…

という

齋藤孝先生の著書をご紹介し

わらべうたと繋げて

考えてみた内容でした

 

 

大変勉強になる本です

一度是非

読んで頂きたいと思います

 

 

まとまりのない文に

なってしまいました;

 

 

貴重なお時間

長々お付き合いして頂き

本当にありがとうございました

 

 

 

 

2021/11/27

 

過去ブログ

 

わらべうたの教育力『型の効用』について

 

 

わらべうたの教育力『まねる力』について

 

 

NO.1056 わらべうたの教育力『型の効用』について 齋藤孝 著 子どもに伝えたい〈三つの力〉より考察

 

 

 

こんばんは

はらやまです

 

 

先回のブログに続いて

齋藤孝先生の著書

『子どもに伝えたい〈三つの力〉』

より、わらべうたの

教育力について

探っていきたいと思います

 

 

先回は〝まねる技を盗む力〟

でしたが

今回は〝型の効用〟についてです

 

 

 

 

わらべうたは

型で伝承されています

 

 

やさしい型から

難しい型があります

 

 

メモ

 

  • 日本はかつて  型の社会であった
  • 強い向上心がなければ 型を技として身につけることは難しい
  • 反復練習をして身につけるためには 型が必要となってくる
  • 伝承のものは基本 型でできている
  • 身につけるまでは 苦労は多くても ひとたび身につけてしまえば無類の効果を発揮するのが型
  • 優れた型は 一生ものである。その型の技化に費やした反復練習の時間が、何十倍にもなって生涯に益をもたらす

 

  

 

今日は

わらべうたの教育力を探るため

この〝型の効用〝に

焦点をあててみる

ブログです

 

 

(齋藤先生は、著書のなかで〝わらべうた〟と、直接書いていませんが、伝承の型にわらべうたも含まれます)

 

 

わらべうたを

覚えるために

一生懸命反復練習をして

その「型」を遊んだ結果が

将来 何十倍にもなって

その子の人生に益をもたらすと

したら…

 

 

こんな素晴らしいことは

ありませんね

 

 

たかが、子どもの

遊びに、あなた大げさですよ

思う方もいらっしゃる

でしょう

  

 

確かに

子どもの遊びではありますが

〝子ども達は遊びで学習していきます〟

 

 

近年、非認知能力ということが

世界に認められ

子どもにとって

〝遊び〟は〝学習〟と同等か

それ以上に大事だということが

多くの研究者により

明らかにされています

 

 

 私はわらべうたを伝承して

います

この〝型の効用〟も

しっかり

押さえておかないと

いけないのです

 

 

 

 *

 

 

 

  • 発達の遅れている子どもさんの療育にも、わらべうたが取り入れられているのは、パターン記憶が良いという特徴をもつ子どもさんが、取り組みやすいからなのだそうです

 

 

これも〝型の効用〟ですね

 

 

 型って

改めてすごいんだな、と

思います

 

 

時代を超え

現代に生き残っている

この伝承の遊びである

〝わらべうた〟の

その背景に 型の力がある!

 

 

  • わらべうたを教えていると、ふとした場面で型の持つ力が明らかになるときがある。例えば、子ども達は、前にやったことを忘れかけていても〝あっ!そうだった〟と、気付いて 途中からでも 遊びに引き込まれるように入り込んでゆく。それも 実は、型の記憶が全体像として残り 安心感あるいは楽しいイメージとなっているのではないか? 最後はきちんと終わりがくる、こうしてこうすればこうなる、という、一つのパターン記憶としての〝型の効用〟だと思っている
  • 長野あけぼの幼稚園で、一年間の終わりに、園児全員が遊戯室に集まり、わらべうたをやったことがある。異年齢クラスに同じわらべうたを教えておくと、皆で遊ぶときがやってきたら驚くほどまとまる。年上の子どもに圧倒され戸惑っている年少クラスの子どもに、年長クラスの子どもは遊びながら、レスポンスする。歌をうたって遊んでいる途中に型を覚えさせるような動きをする。型の効用は、記憶に残りやすいので、1人でも5人でも、10人でも20人でも、100人でも一つのわらべうたを同時に遊ぶことが可能だ。初めて遊ぶ子どもも見よう見まねでなんとか出来てしまうところがよい、それが体験となる
  • とっさの判断力に繋がるという点でも、型の効用はあると思っている。わらべうたは型でできているため、歌をうたいながら遊んでいる。だから口で喋って教えることができない。カリキュラムのなかで、縦割り保育としてのよさがでればいいなと、年長児・年中児が年間を通して遊び込んできた〝おちゃを飲みに〟のわらべうたを全園児でやった。年少児は初めてのわらべうたに戸惑いもあったと思う。保育者の援助の力もあって、とても上手くいった。年長の子ども達は自信がついたのかすごく張り切っている。次に、年長と年中クラスで〝ひらいたひらいた〟を導入してみた。年中児はこの遊びが初めてだったので最初モデルグループがやってみてから行った。方法としては〝川の岸のみずぐるま〟で5人組をつくり、偶然にできた仲間で〝ひらいたひらいた〟遊ぶようにした。1回目は何もコメントしなかった。すると自然に、年中児だけの輪と年長児だけの輪に別れて遊びの完成度は低かった。次に年長児は年中児と組むように一言だけコメントしてみた。するとわらべうたの特徴がきわだった。教えるときに、同時進行でレスポンス(対応と応対)が行われている。手をつないでこっちへ歩くんだよ、ということを身体で表現している。手を強く引っ張る子どももいるし、体を大げさに進行方向に曲げて歩く子どももいる。うまくいかなくて輪がバラバラになってしまい少し怒った子どももいた。どれも貴重な体験だ。子ども達は、その状況をとっさに判断し、対応を考え行動していた
  • 歌もわらべうたの「型」をつくっている役目の一つですが、歌によって型がより強固になっていると、気付くことがあります。 わらべうたは、自分のほうから歌い出してゆこうとする気分が起きる歌。園児になると、真面目な子どもほど先生の指示をまって、間違えないようにやろうとする。今、歌っていいのか?悪いのか?そちらに気を取られていると歌がつぶやきのようだったりする。「歌もうたって下さいね」と一言つけ加えるとそれは自然な可愛らしい歌声が響き出し笑顔になる。歌が〝わらべうたの型〟を〝より強固にしている!〟と気が付く瞬間だ

 

 

 

 *

 

 

 

幼児教育のなかで

〝手遊び〟はかかせません

わらべうたの特徴は

〝手遊び〟もあるけれど

それだけに留まらず

〝身体遊び〟というところに

教育力の広がりがあります

 

 

歌をうたいながら

同時に手足や身体を動かすと

前頭前野の刺激になり

脳が活性化することも

研究者により明らかにされてきました

 

 

実は、わらべうたなどの集団で遊ぶ

昔遊びは、ただの遊技ではなく

脳トレだったのだそうです

(篠原菊紀先生の著著)

 

 

遊びがエネルギーの発散

だけでなく

脳の刺激となり

身体への刺激となって

すくすく育つ!

 

 

心身の発達に

わらべうたが良いことが

脳科学の研究によっても

わかってきたということです

 

 

 *

 

 

あけぼの幼稚園で教えて

7年目になります

これからも

益々、楽しみです

 

 

第一回目の活動日記が

出てきました↓

お時間がある方

覗いて頂ければ幸いです

 

NO.307 長野あけぼの幼稚園で〝わらべうた参観日〟

 

 

 *

 

 

型についての過去ブログもありました↓

お時間がある方

覗いて頂ければ幸いです

 

 

NO.305 子育ての「型」は一定のレベルまで引き上げてくれる

 

 

 

 

 

 

NO.1055 わらべうたの教育力とは『まねる力が鍛えられる』自主性・創意工夫する力を育てる遊び 齋藤孝 著より考察

 

 

 

こんばんは

はらやまです

 

 

私は〝わらべうた〟を

伝承しております

 

 

ブログでは

主にわらべうたのことを

書いていますが

ガーデニングや

神社のこと

嵐(まだ、解散はしておりません)

などの話題もあります

 

 

お時間がある方は

上のメニューから

覗いて頂ければ幸いです

(スマホの方は上の

ハンバーグマーク内にあります)

 

 

今日は

わらべうたについてです

 

 

どうぞお付き合い下さい

 

 

 

 

わらべうたの教育力は

たくさんあって

お話しするのに

時間がかかります

 

 

今日は

〝まねる力が鍛えられる

大変良い遊び〟という

ことを書きたいと思います

 

 

それを知ったのは

齋藤孝先生の

著書を読んでからです

(今から10年ほど前になります。わらべうたの力を探っているときに出会った本です)

 

 

「まねる力を鍛える」

ことは

生きていく上で何に役立つの

でしょう?

 

 

見ていきたいと思います

 

 

 

 

齋藤孝 著

「子どもに伝えたい〈三つの力〉

生きる力を鍛える」

 

 

の中で 齋藤先生は

〝まねる盗む力〟

生きる力の基本として

たんなる模倣力ではなく

しっかりと技を意識的に盗むことを

目標にして提唱しています

 

 

なんとなくまねを

してしまっているという

のではなく

 

 

意識的に

身体を同調させるまねの仕方を

することで

「人間関係力」が

高まると書いてあります

 

 

他には

〝コメント力〟〝段取り力〟のこと

が〈三つの力〉として

書かれています

 

 

 

子どもに伝えたい〈三つの力〉生きる力を鍛える

 

【本文より】

 

  • まねる力は、生活様式をまねして身につける学習能力ともいえる
  • 社会で生き抜く力を支えているのがまねる力である

 

 

これを読んでから

〝わらべうた〟は

見よう見まねで

覚えていく遊びであるので

「まねをする力が鍛えられる遊び」

として認識し

 

 

子育て講座では

「わらべうたは

まねをする力が鍛えられる

大変よい遊びです

まず、見ること・

聞くこと・まねっこすることを

できるようにしましょう」

などと、コメントしています

 

 

わらべうたは

そもそも

余計な言語的説明をしないで

見よう見まねの

くり返しのなかで

伝承されてきました

 

 

齋藤先生は

 

  • まねる力は、身体と身体のあいだの想像力、すなわち間身体的想像力とでもいうべき力であろう
  • この〝まねる力〟は人間の適応力の基本となるものだ人間のレスポンス(応対・対応)能力の高さを示す現象
  • このレスポンスは、相手からの働きかけが終わったところから始まるというよりは、それと同時に、あるいはその直前から始まっている

 

 

齋藤先生も本文の中で

触れていますが

昔から

〝見よう見まねでやってみる〟

ということばがあります

 

 

  • 相手のからだの動きに内側から自分のからだを合わせていくような、想像力とからだの動きのよさが、まねる盗む力を鍛える場面では要求される

 

 

この部分を読んで

〝まねる力〟を鍛えておくと

対応能力が鍛えられ

将来的に

業務遂行能力や

コミュニケーション能力など…

社会人に必要な基礎スキルに

なるよね と理解し

 

 

わらべうた!は使える

 

 

この力を鍛えるために

そもそも

〝わらべうた〟が

子どもの文化として発展

してきたのだ!

 

 

そんなふうに

私は思いました

 

 

えっ!

〝わらべうた〟 ?

たかが子どもの遊びでしょ

 

 

と仰る方もいるかもしれません

 

 

はい、確かに

子どもの遊びですが

実は

〝子ども達は遊びで学習していきます

 

 

近年、非認知能力ということが

世界に認められ

子どもにとって

〝遊び〟は〝学習〟と同等か

それ以上に大事だということが

多くの研究者により

明らかにされました

 

 

(齋藤先生は、本文の中で〝わらべうた〟ということばは直接使っていません。しかし『伝承このような〝まねる盗む力〟を基盤にして行われている』と書いていて、わらべうたは伝承遊びなわけで、まさにこの〝まねる盗む力〟を基盤としているのです)

 

 

 

齋藤先生は

『まねる盗む力』は

日本の成長の実質的な基盤

となった力だとし

 

 

 

  • 日本が成功してきた最大の要因とも思えるこの職人的な技を盗む力を、古いものだと見なして忘れ去ってしまうとすれば、それは莫大な国家的損失となるであろう。戦後50年以上の教育においては、まねる盗む力は教育の中心的な課題とはされてこなかった。そのツケが回ってきているのではないだろうか。徒弟制度にはマイナス面も多い。そのことと技をまねる盗む力とをいっしょくたにして捨て去ってしまうのは、あまりにも大雑把で浅薄な考え方だ 。徒弟制度を復活させなくとも、まねる盗む力を鍛えることは十分にできる。学校教育内でもそれを中心課題として呈示すれば、鍛える方法はいくらでもある。これまで、この力を明確にコンセプトとして捉えてこなかっただけのことだ。経済が不況になればなるほど自信を失い、これまでの成功の要因を忘れ去ってしまいやすくなる。そうなってしまえば、競争力はいよいよ落ちてしまう。まねる盗む力は、日本の成長の実質的な基盤となった力をコンセプトしたものである。

 

 

このように

学校教育についても

触れています

 

 

また、近年

仕事を見て積極的に

自分で技を盗むという

構えが希薄になっている

という意見が

聞かれるようになった

ことについて

次のように仰っています

 

 

  • 教えられすぎることによって、自分から盗むという学習の基本的な構えが、甘やかされてだめにされているのである
  • 言葉では教えてもらえない。そうであれば、見て盗むほかはない。そうした状況に追い込まれれば自然と技を盗む力が身についてくる。技を盗むつもりで見ていると、言葉では説明しきれない部分にまで認識力が働くようになる

 

 

わらべうたも

まさにこうありたいと

思って

伝承しています

 

 

 わらべうたは

教えないで子ども達が

マネをして覚えながら

遊ぶのが本来だからです

 

 

 

  • 見て技を盗む力は、日本に限らず世界中の職人文化に見られる。ドイツのマイスター制度もそうだし、未開社会と言われる社会に見られる技術においても、伝承はこのようなまねる盗む力を基礎にして行われている

 

 

 以前、放送大学で

聴きました

 

 

日本の文化人類学グループは

狩猟採集民を観察して

「教えないでマネをさせることが

自主性を育て自ら創意工夫する

学習 の力を育てる」ということを

確かめたのだそうです

 

 

見てマネをする中で

ポイントをつかんで

技を工夫する力も生まれる

 

 

狩猟採集民に

教えるという行いが

極端に少ないのは

自主性を尊重し

創意工夫する力を育てるのが

目的なのだそうです

 

 

なぜ?

そうするのでしょう

〝生き残るため〟です

 

 

私たちは先回りして

つい教えてしまいがちですが

自主性・創意工夫する力を

育てるには

よく見せてマネをさせるという

ことなのだそうです

 

 

わらべうたも

同じだな、と

そのとき思いました

 

 

わらべうたは

あーやります、こうやります

と、事前説明をせず

やりながら

技を覚えてもらうのが

本来です

 

 

齋藤先生の仰っていることも

放送大学で聴いたことも

わらべうたの教育力と繋がり

なるほど!

唸らずにはおられませんでした

 

 

集団で子どもが群れになって

わらべうたを遊ぶなかで

まねる力を培い

それが自主性・創意工夫する力を

育むことになる

 

 

そして

齋藤先生 曰く

人間のレスポンス能力

適応力の基本となって

生きる力に繋がっていく

 

 

社会で生き抜く力を

支えているのが

まねる力

 

 

わらべうたは

教えないで

まねをさせることができる

〝まねる力を鍛える

素晴らしい遊び〟という

本日のブログでした

 

 

 最後にもう一つ

落語の徒弟制度において

師匠と弟子の関係の厳しさは

違うけれど

身体論の部分が

まさに〝わらべうた〟が

子ども達により

伝承されていく過程と

重なるところがある!と

感動したので

ご紹介して終わります

 

  • 弟子は師匠のまねから入る。生身の身体から体へ、言葉のリズムを移していくのが伝承のスタイルだ。言葉の間を身に付けるためにも、身体を同調させるまねる力が求められ鍛えられる

 

2021/11/10

 

 

私のソーシャルアクション

 

 

 

NO.379 わらべうた講座、皆様の感想

 

 

 

 

動画 松本のわらべうた〝どんどのみずは〟♪

NO.757 わらべうた動画:ゆうなのきのしたで

 

 

 

こんばんは

はらやまです

 

 

 

 

自作の、わらべうた動画

ゆうなのきのしたで♪

です 

 

 

 

ゆうなのきのしたで

 

 1.ゆうなのきのしたで

  ゆれるふうりん 

  りんりらりん

  ねんねがせ ねんねがせ 

  りらりらりんりん

 

2.ゆうなのきのかげで

  ゆれるゆりかご 

  りんりらりん

  ねんねがせ ねんねがせ

  りらりらりんりん

 

3.ゆりかごのゆめを

  うたうふうりん 

  りんりらりん

  ねんねがせ ねんねがせ

  りらりらりんりん

 

  

 

 

 

小学2年生の男の子が作ったLaQブロックの風鈴で、子守唄「ゆうなのきのしたで」をうたってみました。

歌に合わせて、小学生が風鈴を一生懸命まわしています。

 

 

 

ぼく、うたにあわせてゆっくり・・・ゆっくり・・・まわしたよ。じぶんでもうまくできたとおもうよ」と感想をいってくれました。

 

 

リハーサル無しの一発映像ですので、私の歌がはずれて悔いが残りますが、どうぞご覧ください。

 

 


ブロック遊びもわらべうたをプラスすると楽しいですね。
私と、この子の心が一つになった共同作業の瞬間でした♪

   

 

 

 わらべうたに参加されたお母さん方の感想

 

 

わらべうたの教育力とは

 

 

わらべうたから学ぶ3のリズム

 

 

CDわらべうたベストでは遊べなかった

 

  

悩んでる人いませんか?

 

  

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 当ブログまとめ

 

 

 

 

NO.749 「甘え」の構造、を読んでみました 甘えは日本人の特性?

 

 

 

 

こんばんは

はらやまです

 

 

 

腰を痛めたので

温泉療法を試みるため

須坂方面にいってきました

 

 

 

湯から上がり

お休み処で休んでいると

本棚に

 

 

 

 

「甘えの構造」土居健郎 著

弘文堂

という

精神科の先生の本が

置いてありました

 

 

 

パラパラパラ

 

 

 

「甘え」の観点から

種々さまざまの精神病理を

考察した本のようです

 

  

 

いつも

〝わらべうた〟を説明するときに

「甘えについて」

一度は触れることばですので

興味深くページをめくります 

 

 

 

なるほど・・・

 

 

 

欧米語には「甘え」という

適切な概念が

ないんですね~

 

 

 

「受身的対象愛」という

用語はあるけれど

「甘え」ということばは

ないのだそうです

 

 

 

「甘え」は

日本人の心理の特性だと

発見した土居先生は

そのときの心境を

『驚き、かつ嬉しく思った』と

書いてあります

 

 

 

欧米では 

「受身的対象愛」という用語で

表現しようとしているものが

まさに「甘え」を表すことばに

他ならなかったのだそうです

 

  

 

 

 

 

 

 

医者である著者は、人間が生きるのに

この〝甘え〟概念が

いかに重要かということに

着想し、研究している最中に

 

 

 

ある日、大変ドラマチックな

診療場面にぶつかります

 

【本文の内容】

 

 恐怖症に悩む、ハーフの患者を診たとき、英語で話していたのに、甘えのときだけ「この子はあまり甘えませんでした」と、はっきり日本語で言ったことではっきりした。(イギリスには「甘え」という概念がない?)私は、話が一段落した時、彼女に、さっきなぜ「この子はあまり甘えませんでした」ということだけ、日本語で言ったのか?と聞いてみた。すると彼女はしばし考えてから、これは英語では言えません。と答えたのである。 

 

 

 

甘えが病的心理の

解明に役立つことが

わかってきた

ドラマチックな一場面

です

 

 

 

 

 

 

【弘文堂ネットストアの内容説明では↓】 

 

いまこそ読まれるべき不朽の名著

●「甘え」が失われた社会に「甘やかし」と「甘ったれ」が蔓延している――変質しつつある日本社会の根底に横たわる危機を鋭く分析した書下し論考<「甘え」今昔>を加えた増補普及版です。

●1971年の刊行以来名著の名をほしいままにしてきた本書は、三十数年後の今日も読み継がれている古典です。
 本書で著者は「甘えるな」というありきたりの処世訓を説いたのではなく、日本社会において人々の心性の基本にある「甘え」「甘えさせる」人間関係が潤滑油となって集団としてのまとまりが保たれ、発展が支えられてきたことを分析して見せたのです。しかしその後日本の社会と文化は大きく変質し、油断ならない、ぎすぎすした関係を当然とする社会風土が形成されてきました。それはすなわち、良き「甘え」が消失し、一方的な「甘やかし」や独りよがりの「甘ったれ」が目立つ世の中になったことも意味するのです。

 いまこそ、本書を通じて、なぜかくも生きづらい世になってしまったのか、日本社会はどうあるべきなのかをじっくり考えてみましょう。

 

 

 

* 

 

 

 

 ↳わらべうた研修会でのコメントと繋がった!

私はいつも、わらべうたの研修会で「わらべうたの特徴」「力」「愛着形成」を説明させて頂いていますが、決まり文句として、この〝甘え〟について次のように話していました。

 

 

 

  • 専門家が探っていくと、日本の少年犯罪が諸外国に比べて極めて少ないのは、日本古来からの〝甘え〟を大切にする「子育て文化」が功を奏していたのでした。

 

 

この『専門家が探っていくと』の第一人者が、まさにこの本の著者だったのです。驚きました。

 

 

 

 

まず、この本を読まずして

何を読むのだ!と

いわれているような

 

 

 

 

そんな温泉施設での「〝甘え〟が病的心理の解明に役立つことがわかってきた」という精神医学の本との出会いでした

 

 

 

 

2019/08/12 はらやま

 

 

 

 

著者は『続「甘え」の構造』↓を読んでから、本書『「甘え」の構造』を読んだ方が、わかりやすいと仰ってます。

 

 

 

 


NO.732 わらべうた動画自作:悪いねずみはいないか~わるいねずみって?

 

 

 

こんばんは

はらやまです

 

 

 

〝わらべうた〟

自作動画をご紹介します

 

 

 

7月に、日向坂46が

「キツネ」という曲を

出すそうで

きつね きつね きつね~♪

と歌っておりましたので

 

 

 

私にも動物を歌った

〝わらべうた〟はないかな?

と、探してみたら~

「ネズミ」がありましたので

もし、お時間あれば

聴いていただければ幸いです

 

 

 

わるいネズミはいないか

NO.444 わらべうたの特徴~口承は変化するもの「子どもの遊びとうた」より

 

 

 

子どもの遊びとうた

世界的な民俗音楽学者

小泉文夫先生の本を調べてみると

 

 

 

 

【 本文より 】

一般に子どもたちは

わらべうたを

自由奔放に作り替え

アメーバ―のように変化させて

現代に伝えてきています。

 

 

 

 たとえば関西に発祥したと思われる

「郵便屋さん、走らんかい、落とし物…」

というのが

東京に来て

「郵便屋さん、博覧会、落とし物…」

というふうに

関西弁の「走らんかい」が

東京の子どもによって

「博覧会」になってしまった。

 

 

 

歌詞としては

わけのわからないところ

はありますが

とにかく子どもはこんなふうに自由に

転変されていっているところに

面白さがあります。

 

 

 

これが

子どもら自身の自発的な遊び歌

なのです。

 

 

 

自分のほうから歌い出してゆこうとする

気分が起きる歌なのです。

 

 

 

彼らの中で自然のままに生きているわらべうたはどれも、世代により、集団により、あるいは歌われる路地ごとに無数のちがった歌い方があり、それがわらべうたの本来の存在のしかたです。

 

 (「子どもの遊びとうた」本文より抜粋)

 

 

 

  

  

わらべうたは

生きている遊びであり

歌であり

育ちに貢献している

遊び歌であります!!

 

 

 

 

関西弁の方言に

違和感があったり

意味が分からなかったりすると

〝遊びを楽しくするために〟

あるいは〝遊びたくなる歌

にするために〟

自発的に歌詞を作り替え

身近な言葉にして遊んでいたという

ことになります。

 

 

 *

 

 

この歴史を知ることによって、後世まで育ちに良いわらべうたが生き残っていくのには、楽しくて面白くて興味の出るもの

でなければいけない。

方言は他の地域の人にとって身近ではないということが、わかってきます。

 

 

 

 

ですから

自然と住んでいる地域によって

歌詞や音が違っていてもよい

ということになります。

 

 

 

 

小泉先生の言葉では

『ひとつの音楽が生まれ

何年も何年もかかって育ってゆく

その土地、その場所、その環境

いうのがあるわけです。』

 

 

 

 

ですが…いまや

わらべうたを見てみると

その土地の遊びがしっかりと残らず

まじりあった状態です。

 

 

 

 

したがって

子育て支援センターや

保育園、幼稚園などで取り上げる場合は

子ども達の混乱を防ぐために

話し合って

『統一したわらべうたを遊ぶ』ことが

大切になってくるわけです。

 

 

 

 

2016年10月1日  はらやま

 

 

 

わらべうたに参加されたお母さん方の感想

 

 

わらべうたの教育力とは

 

 

わらべうたから学ぶ3のリズム 

 

 

竹内まりやさん〝いのちの歌〟は命の問題を解決してくれる歌

 

  

 自作動画 ねことねずみ

 

   

わらべうた夏:ゆうなのきのしたで(動画) 

 

  

龍使いになれる本読んでみました~

 

  

 わらべうたは保育士と子どもの心をつなぐ

 

 

 

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シャコガイでわらべうた〝どっちんかっちん〟を歌ってみました♪

NO.424 岡田尊司著「愛着障害」読んでみました:愛着形成:わらべうた遊び

 

 

 

( 本文より)

 

 

今、上手に愛せない

どう接したらいいかわからない

という若い親が増えている

 

 

 

 

結果、我が子でありながら

疎遠になってしまったり

憎しみ合う関係になることもある

  

 

 

 

  • 生後6ヵ月から1歳半くらいまでが、愛着形成にとって、もっとも重要な時期とされる。この「臨界期」と呼ばれる時期を過ぎると、愛着形成はスムーズにはいかなくなる。     
  • いったん、愛着の絆がしっかりと形成されると、それは容易に消されることはない。愛着におけるもう一つの重要な特性は、この半永久的な持続性である。しっかりと結ばれた愛着の絆は、どんなに遠く離れていようと、どんなに時間を隔てていようと、変わらずに維持される。

(愛着障害:岡田尊司 著  光文社新書)

 

 

 

昨年、

精神科医の先生が書かれた

この本を買って

いつか、ブログで紹介し

読んでない方にぜひ読んで頂きたいと

思いました

 

 

 

 

 私はわらべうた〟

子育てをお手伝いしていますが…

やっぱり、間違っていない!

と確信した本でした

 

 

 

 

〝わらべうた〟は

まさに

この本で訴えている

愛着の問題を手助けする

遊びです

 

 

 

 

いっぱい、だっこして

笑いかけて

歌いかけて

親子の愛着形成

ピッタリの遊びなのです!

 

 

 

 

生後6ヵ月~1才半の臨界期に

ぜひわらべうたで遊んで

頂きたいです

 

 

 

 

幸せな子どもが増えることは~

平和な世の中になること

です💛

 

 

 

どうぞ、

月末の火曜日(毎月)の

〝わらべうたで遊ぼう〟

ぜひ、お出かけください!

あやし遊び〟〝ふれ合い遊び〟を

紹介します

 

 

 

 

親も子もふっくら笑顔になって

帰って頂く講座です(^^♪

 

 

 

 

日本中どなたでも

ご参加できます

無料です

ママの代わりにパパが

来ていただくことも大歓迎です

 

 

 

長野県長野市朝陽公民館〝わらべうたで遊ぼう♪〟

 

 

本文の中から大事だと思った部分

 

  • 人間が幸福に生きていくうえで、もっとも大切なものーそれは安定した愛着である。愛着とは、人と人との絆を結ぶ能力であり、人格のもっとも土台の部分を形造っている。(中略)安定した愛着スタイルをもつことができた人は、対人関係においても、仕事においても、高い適応力を示す。(中略)ストレスからうつになることも少ない。成功のチャンスをつかみ、それを発展させていきやすい。

 

 

  • 従来、愛着の問題は、子どもの問題、それも特殊で悲惨な家庭環境で育った子どもの問題として扱われることが多かった。しかし、近年は、一般の子どもに当てはまるだけでなく、大人にも広くみられる問題だと考えられるようになっている。しかも、今日、社会問題となっているさまざまな困難や障害に関わっていることが明らかになってきたのである。また、昨今、発達障害ということが盛んに言われ、それが子どもだけでなく、大人にも少なくないことが知られるようになっているが、この発達の問題の背景には、実は、かなりの割合で愛着の問題が関係しているのである。実際、愛着障害が、発達障害として診断されているケースも多い。

 

 

  • パーソナリティ障害や発達障害について、ある程度の知識をおもちの方も、愛着という視点が加わることで、パーソナリティや発達の問題について、さらに理解が深まることと思う。直面している困難の正体が、いっそうはっきりとみえてくるに違いない。

 

 

  • 愛着障害は、多くの子どもだけでなく、大人にもひそんで、その行動を知らずしらず左右し、ときには自らを損なう危険な方向に、人生をゆがめている。その人のもつ愛着スタイルは、対人関係だけでなく、生き方の根本の部分を含む、さまざまな面に影響している。それほど重要な問題であるにもかかわらず、一般の人だけでなく、専門家の認識も非常に遅れており、むしろ、愛着の問題を軽視してきたとも言えるのである。そのことは、第二章の初めに定期した問題、すなわち、なぜ、手厚く子どもを育ててきたはずの現代社会で愛着障害をベースとする問題が増え続けるのか、ということにも関わってくる。

 

 

  • この数十年、社会環境が、愛着を守るよりも、それを軽視し、損なう方向に変化してきたということに尽きるのである。その変化は、さまざまなレベルで起きている。もっとも重要なのは、親子の絆を脅かすものであり、さらには、家族、学校、友人関係、職場といったレベルにおいても、医療や福祉といった支援を必要としている人間を支える領域においてさえも、愛着という要素は、効率主義に反するものとして、ないがしろにされ続けてきたのである。合理的な考え方からすると、古くさく、本能的で原始的ともいえる仕組みはもっと効率的で近代的な仕組みにとって代わられるべきものとみなされたのだ。だが、それはちょうど、邪魔になる根っこは切り取って、幹や葉だけがあればいい、と考えるようなものだ。効率的な社会において、人間の根幹である愛着というベースが切り崩されることによって、社会の絆が崩壊するだけでなく、個々の人間も生きていくのに困難を抱えやすくなっているということなのである。

(「愛着障害」岡田尊司 著 光文社新書より)

 

 

2016年7月31日  はらやま

 

 

 

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NO.360 わらべうたについて、専門家や研究者はこんなふうに言っています!

 

 

汐見稔幸先生

 

わらべうたは、ふれ合いのうたであり、子どもと遊ぶうたであり、育ちを支えるうたに他なりません。

そのゆったりとしたリズム、五感をやさしく刺激するふれ合いなど、子育てにおける大切な要素がたっぷりと含まれています。

愛情をたっぷり受けて、健やかに育ってほしいと願った子どもへの思いがうたわれています。

心と体の発達という面においても、わらべうたはとても重要な役割をはたしてくれます。

愛情を心の栄養として欠かせない人の育ちにとって、信頼する人からの愛情あふれる肉声と肌のふれ合いをくり返し受けることは、なくてはならない体験です。 

聞きやすい、うたいやすい、覚えやすい、たくさんのふれ合い体験を与えてくれるわらべうたが、子育てにとって欠かせないものとして伝えられてきたのには、理由があるのです。長い年月を生き抜いてきた人々の知恵が、子育てのスキルとしてのわらべうたとして残ってきたのです。 

 

 

 

今井和子先生

 

乳幼児にとって最も大切な歌が、古くから伝承されてきたわらべうたであることはいうまでもありません。それは子どもたちの一番安心できるテンポが心臓の鼓動と同じ2拍子のリズムだからです。

わらべうたには、おとなが子どもとかかわりながら歌うあやし歌と、子どもどうしで歌いながらあそび、つながりあっていく集団あそび歌があります。0・1・2歳児の場合は、ほとんどがおとなが子どもにしてあげるものです。

上手に歌おうと思わずに、「あなたのことをとてもいとしいと思っていますよ」という気持ちをこめて歌ってください。(中略)わらべうたには、意味のわからないことばがありますが、子どもはことばの意味よりも音声(音)から入っていくので、すぐに覚えてしまいます。

わらべうたあそびをしているときは、日ごろのせわしなさから解放され、ゆったりとしたときが流れます。きっと子どもとともにいることを、幸せに感じられることでしょう。

 

 

 

阿部ヤエ先生

 

昔から、子どもは「あそび」をとおして成長してきました。今、その「あそび」が忘れられていませんか?

「いもむーし ごーろごろ」や「にらめっこ」、「手あそび」など、幼い子のわらべうたは、大人と子ども、親と子の心の通い合いを生み、子どもの心と体を育てます。それはまた親にとって、子育ての知恵にも満ちています。

子ども同士であそぶ「鬼ごっこ」や「ジャンケン」など、勝ち負けのあそびは、人とともに生き、人生を乗り越えてゆく力を育てます。そこにはまた、人生の教えも秘められているのです。

 

 

 

小林衛巳子先生

 

赤ちゃんへの″あやし”は、いつもお母さんに見ていて欲しい赤ちゃんの欲求を満たし、機嫌を良くし、気持ちを安定させます。

またそれだけでなく、赤ちゃんが喜んで心や体を動かすことで、心身の発達を助けていきます。お母さんは赤ちゃんを機嫌良くさせる方法を手に入れることで、育児がぐんと楽になります。

わらべうたは伝承の音楽遊びです。その時採譜したものは残っていますが、各地方でメロディやことば、遊び方が違うものがあります。ご家庭や保育の現場で、やりやすいように工夫をしながら、赤ちゃんと遊んであげましょう。

 

 

 

飯島吉晴先生(わらべうたの集団あそびについて)

 

伝承遊びの長所は、何よりも自主的で自律性をもった自由意思による行為であり、いついかなる所でもでき、しかも子供の発達状況に応じて無意識の腕と身体を鍛え知力を磨きあげることができる点である。

子供たちはこの遊びを通して、自らの心身の要求やエネルギーを健全な形で発散できるだけでなく、さらに自然との触れ合いや社会生活のルールを身体で学び、心身の全体的な発達を促進できるのである。

 

 

 

 このことをCMで毎日やって、みなさんにお伝えすべきだと思います!

 

 

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検索いただければ幸いです

 

 

 

 

 

NO.354 わらべうたは保育士と子どもの心をつなぐ

 

 

 こんばんは

はらやまです

 

 

 わらべうたは

母と子、家族と子、子ども同士

だけではなく

保育士と子どもの心もつなぐ💛

 

 

 

 

 山梨県の保育士167名の皆様に研修会を開催した後頂いたメールに、“わらべ歌のリズム、やさしいふれあい遊びが、子どもと保育士をつなげてくれますね”とありました

 

 

 

 

本当にそこです!

オートマチックな型でできている

わらべうたは、

経験のない新卒の方でも

すぐにスタートできる

良さがあるのです

 

 

 

  • 皆さんがすぐ実践できるわらべうた
  • 明日からやってみます!と思えるわらべうた

 

 

それをお伝えしていけたら~

が私の目標です

 

  

いざやってみると

子どもの目が輝き

一斉活動が驚くほど

スムーズにいってしまう

のですから~

本当にすぐれものです

 

  

仕事が楽しくなった

わらべうたは使える!

現場で聞かれることばです

 

  

保育士と子どもの心をつなぐ

わらべうた♪

 

 

たくましく社会を生き抜く力を育む

わらべうた♪

 

 

いつのまにか

先生方の体の固さまでも

とれてしまう…

そんな、副産物もある

わらべうた💛

 

 

 ※ただし…保育士や幼稚園の先生が、わらべうたの入口を間違えると先に進んでいかない…挫折してしまう、そんな話もよく聞きます

 

  

わらべうたって

難しくありません

ハードル、高くないです

 

  

先生方の毎日が

楽しいものになりますように!

 

 

2016年2月4日 はらやま

 

  

力量…ありませんでしたが、毎日が楽しかった新米保育士時代